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実際やっている人に聞くのが一番!
まったくの素人が雑貨屋さん(古物商)をはじめるにあたって
実際に開業している人たちからの教えは不可欠でした
私が師匠と勝手に呼んでいたのが
今は無き「リサイクルショップ108」店主のトバさん
団地の1階、商店がいくつも連なっているその一角にトバさんのお店はありました
昭和の空気漂う団地の景色
私はその場所が大好きで19歳の頃からずっと通っていたのです
店名の「108」はトバさんの名前から来ていて
オープン日も、店名にあわせて10月8日(ト、バ)だったそうです
お年は50代。ですがトバさんは見た目もすごい(゚∀゚)
昔のロックミュージシャン?顔負けの大きなサングラスに、ド派手なタンクトップ
その上にデニムのベスト、下は切りっぱなしデニムの短パン
(イメージは芸人の「スギちゃん」かな。嘘じゃなくて本当にあんな格好をしてる)
一日中吸ってるんじゃないかってくらい
いつ店に行っても彼はタバコを吸っていて
喋るといつも、きついタバコの匂いがする
映画の画面から飛び出したような強烈なインパクトの男です
今までの経歴もちょっと変わっていて
バンドマン・美容師・テレビ局のヘアメイク・アダルトビデオ撮影のヘアメイクなどなど
テレビ局で中森明菜のおっぱいがポロリした瞬間を見ちゃったことがある、とか
古道具屋の前のバー経営では女性にモテすぎてもう体がもたないから、仕方なく古道具屋を始めたんだ、とか
どれが本当でどれが嘘なんだか・・・
先輩ですが、とにかく呆れた自慢話ばっかりです
っていうか女性が恋してはいけない3B(バンドマン、美容師、バーテンダー)全て経験している人、初めて会いましたよ
女性のみなさん、これが恋してはいけないおじさんですよ!気をつけて!
古道具よりも○○がお好き
トバさんの店はそれはそれはガラクタ屋敷で
とにかく崩れ落ちそうな高さに積み上がった在庫の中から
ほじくり出すように、山を崩さないように
自分だけの宝物を見つける
それが楽しくて、私は古物の世界にハマっていったんだと思います
中にはゴミみたいなものもあったけど
きっとそれは誰かにとっての宝物
量が多すぎて値段がついてないものがほとんどなので、目ぼしいものをまとめてから、値段を聞きます
沢山買うと、トバさんのほうからお値段お勉強してくれるんだけど・・・
「片方おっぱい揉ませてくれたら1000円でいいよ」
「両乳揉ませてくれたらタダでいいよ」とか
今となったら通報モンですが
一応小学生も出入りするようなオープンなお店だったので
「やーだよ!でもまけてよ!」
と、こちらも強気で買い物してました
本当に女好きなトバさん
マダム達にもしょっちゅう甘い言葉をかけ、休日には都心にナンパにでかけるとも言っていたっけ
本当に元気な人(笑)
(ちょうどいいイラストがなかったので、ヌーブラをどうぞ)
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失踪!?
古物の買い取りの仕方や
損して得取れの精神で、常連さんや近所の人を大事にする経営方針
チェーン店の「ぼったくり的買取」とは違う、小さな町だからこその信頼で成り立つ取引を教えてくれたのもトバさんでした
数年前
今度はアンティーク雑貨&バーをやるんだ!と言ってお店を閉めて
私ももちろん閉店セールに顔を出したし
バーをオープンしたら手伝いにいく約束もしていたのに
なんと、その後すぐにトバさんは失踪!
噂では女性問題で、奥さんと大げんかしたとかしないとか・・
最後まで謎多き、マッドな私の師匠です
トバさーーん!
今どこかで元気にしてますか?