ガラクタやの開業のこと

素人が雑貨屋を開業したら、とにかく人の助けが必要だった話

投稿日:

こんにちは!ガラクタやのひとみです

素人が雑貨屋を開業して1年目の頃の話

右も左もわからなくて、相談できる人もいない

そんな期間に手を差し伸べてくれた人たちがいました

多分、その人たちが居なかったら、すぐに辞めてた..( ;∀;)

 

今でも、困ったら無理しないで人に頼ることにしてます

経営者のプライド??なにそれ美味しいの?そんなの大したものじゃないよ〜

 

やっぱりビジネスにはマンパワーが必要だと実感

特に、素人が雑貨屋を始めちゃったらなおさらです

たったひとりで起業しようとしている方に、ぜひ読んで欲しいです

これは、2018年にTBSラジオの収録があり、毒蝮三太夫さんと商店街の店主たちで写真をとった時のもの(๑>◡<๑)

 

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店主たちの集まりに呼んでくれた同業のSさん

これは名前を伏せなくてもいいところなので公開しますね

江古田で同じく雑貨屋をやっている佐藤さんが、ガラクタや開業と同時に顔を出してくれました

 

 

本当は新入りの私から挨拶にいくべきところを、フラーっとやって来て

「今度、練馬区のお店経営者たちで集まって情報交換会をするんですけど、来ませんか??」と誘ってくれました

この地域に知り合いもいなかったので、ひとつ返事で参加を表明!

その情報交換会には十数人が出席していて、まさに自分の知らなかった「情報と人脈の宝庫」でした

 

 

「困った時は〇〇の△△さんに聞くといいよ!」

「✖️✖️さんはその分野に詳しいよ」

「◇◇さんのお店は似た感じの雰囲気だからコラボしたりできるんじゃない??」

 

 

また、そこでできたご縁で、ガラクタやのチラシを他のお店に置いてもらえたり、経営のアドバイスをもらったり..

他業種であっても、他の経営者(先輩たち)との繋がりって、すごい安心感だなーと実感したのでした

 

 

今でも、ちょっと聞きたいことや相談があるとその方のお店に出向いたりして、お世話になってます

土地によっては「外から来た人を受け入れなかったり」「新店にやけに厳しい」風土が合ったりするようですが、江古田は本当にオープンな街でよかった

お店を出すときに「その土地の風土」って意外と大事なのかもしれません

特にひとりで経営するのであれば、本当に心強いですよ!!!

物件探しの記事もよかったら一緒にどうぞ〜↓

 

佐藤さん、本当にありがとうございました〜( ;∀;)

佐藤さんの雑貨屋さんはこちら!!

目の肥えた大人も満足の、美しい工芸品や和雑貨のお店

大人同士の良品の贈り物、ここにあります

ー暮らしを美しむ小道具の店 環ー

江古田にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね

 

 

江古田の「若い衆」はこんなこともやってる(卓球の球で目ん玉手作り)

 

なぜかご飯を毎日持ってくるOさん

近所のお寿司屋さん、Oさん

やっていた、と過去形で書いたのは、体をこわして廃業されてしまったから

今は古い建物だけが残り、解体を待っているだけになってしまいました

Oさんは70過ぎのおじいちゃんで、会うたびに

「若いのに、商売やって、えらいよ、ほんと、えらいよ〜」と私を褒めまくります

毎回こっ恥ずかしいんだけど、他に応援してくれる人も少ないので、素直に嬉しかったです

 

 

そしてOさんの謎の応援が始まったのでした

 

 

「今日はサミットで美味しいパン買ったからあげるよ」

「サンマ焼けたからあげるよ」

「白子のポン酢、あげるよ」

「寿司、あげるよ」

ええええ、それ、あなたの売り物じゃん!

ガラクタやの営業中、しかもお客さんがいる時でもおかまいなし!

焼き魚の香ばしい匂いを雑貨屋の店内に運んできます

そして極め付けが

 

 

 

「はい、カップラーメン、あげるよ」

 

 

 

 

えええええええ

しかもお湯入っちゃってる!今食べるの!?

今16時っていうすごい微妙な時間でお腹が空いてないんだけど

まあ、もったいないし、いただきまーす

 

 

このカップラーメン攻撃は週2、3の頻度で

私は貧乏なのにどんどんと肥えていきました..

Oさんには子供がいないので、若い人を見ると甘やかしたくなっちゃうのかもしれません

Oさんが入院した時にお見舞いに行ったりするだけで、恩返しのようなことはできなかったけど

Oさんからの差し入れの数々を思い出すと、今でも笑ってしまう

近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちに随分支えられた1年目でした

 

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実家が商人のMさん

ひとりで雑貨屋を始めたら、当たり前だけど

大きな決断をするのもひとり

これでいいのか、変えたほうがいいのか判断するのもひとり

アイディアを出すのもひとり

こういう写真を撮りたいときは、上に住んでいる大家さんを呼び出して撮ってもらったり、お客さんをつかまえて撮ってもらったり..

まあまあ不便..

 

 

ひとりで開業して、最初は、集団の中で働いていたときの煩わしさから解放されたことや、自分の責任で自由に動けることが嬉しかった

でもだんだんと、ひとりで経営することの孤独にぶち当たったんです

「本当にこれでいいのかな?」と思ったとき

「それでいいと思うよ」と誰かに言ってほしい!!!!

ひとりでは頭がかたくて何も思い浮かばない、斬新な新しいアイディアが欲しい!!!( ;∀;)

 

 

ちょうどその頃、Mさんと友達になりました

Mさんの家も商売をしていたことと、江古田に住んでいたこともあって、色々とお店のことを相談するように..

「それは売れないと思う」

「その並べ方はよくないと思う」

「それはいいね」

人の同意を得られるって、こんなに安心するものなんだ!!!

超、嬉しいんですけど!!!

 

開業1年目は、ひとり経営の孤独と限界を見ました

ひとりで考えても、いつも狭い思考の中をグルグルするだけで、新しいことを思いつかないし、

客観的に見て意見をしてもらうことで、良くなることがある

Mさん、本当にありがとう〜

ー3人寄れば文殊の知恵ー

3人もいなくていいけど、とにかくひとりじゃだめだ!

経営はひとりでも、途中たくさんの人に頼ったほうが、絶対にいい

 

 

素人の開業/どんどん人を頼った方がいい理由

人海戦術ッ

 

素人が開業するとき、頼れる人は多ければ多いほどいいと思いました

だから本当は慣れた土地で、近くに知り合いもたくさん居たら理想なんだけど、そんなうまくは行かないですよね

新しい土地でお店を開く、なんてことになったら、自分から助けを求めたり、自分から人を頼っていくしかない

 

 

  • 開業したら、わからないことがどんどん出てくる
  • 開業した人にしか解らない悩みも出てくる
  • アイディアを集めたいとき、ひとりでは力不足

 

 

私は開業したのとき25歳で、店主としては地域で最年少..

だから「人に頼りやすかった」というのはあります

若ければ「これ知らないです!教えてください!」といえば、先輩たちは皆嫌な顔せず教えてくれたから

その点では、早く開業してよかったな、と思っていました

でも違った。よく考えたら、開業なんてみんな最初は初めてで、いくつになっても「知らないことばかり」なんですよね

だから、何歳で開業したって、知らないことはどんどん聞くべきだし、正直に相談してみるべきだと思いました

 

 

また、開業してから事業の相談をできる人が少ないことに気付きます

会社員の友人には、個人店の集客方法や仕入れの量の相談をしても埒が明かない..

商人の悩み相談は、やっぱり商人にすべきだよなあ..

たとえ業種が違ったとしても「商人としての悩み」は理解してもらえるんですよね

それだけで、だいぶ気持ちが楽になりました

 

 

地域の中小企業診断士みたいなプロ相手でもいいし、

スナックのママに話すでもいい

「ひとりで起業」をしたら、本当にひとりぼっちにならないほうがいい

想像していたより、世間は優しい人ばかりでしたヨ(*´꒳`*)

これからひとりで起業をする方、孤独になりすぎないように、頑張ってくださいね!!

ではまた〜

 

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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
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