こんにちは!ガラクタやのひとみです
東京は江古田で雑貨屋を経営しながら、ブログを書いてます
ガラクタやの開業秘話。失敗談満載の回です
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そもそも、1年目の雑貨屋の業績はどうだった?
2013年の9月末に開業したので
2013年10月〜2014年10月までの1年間のことを振り返りました
皆さんが気になるのはやっぱり「お金」「収入のこと」でしょうか
正直に言うと..
- 収入はゼロ
- 毎月の経費を払うので精一杯(毎月経費だけは全て払ってた)
- 余裕がないので十分な仕入れができない
- 精神的にはボロボロ
ビジネスとして見るなら、即撤退した方がいいよ!というありさまでした
でも、なぜ辞めなかったのか??
お店が暇なので、近所のお婆さんと世間話をしていたときのこと..
婆「あんた、喰てんのか?」
私「喰えてないよ。生活費は、夜バイトしてなんとかしてる」
婆「経費は?家賃は滞納してんのか?」
私「家賃も他の経費もちゃんと毎月払ってるよ」
婆「じゃあ1年目にしちゃ十分だよ。普通は家賃も払えないもんだ」
私「..まだいい方なのか!」
婆「そうだよ、あんたセンスあるよ、頑張りなよ。じゃあね」
当時の、まだまだ商品が少ない頃の写真
人生の先輩に「経費を払えてれば十分」と言われ、鵜呑みにして、辞めずにここまで来ちゃった訳です
今思えば、ビジネスとしてはやっぱり「失敗」だし改善するべきことは山ほどあるけど
このお婆ちゃんのおかげで「まだやってみよう」と思えたので、結果オーライなのかも..
でも本当に生活がキツかったのは事実なので、1年目の失敗点と原因、改善点をまとめました
反面教師として開業に役立ててもらえたらと思って、書きますね(ᵔᴥᵔ)
開業1年目の失敗①待ってるだけなんてありえない
今はブログなんて書いてますが、私は超アナログ人間..
パソコンもいじれないし、SNSも嫌い、紙媒体の本ばかり読んでるような人でした
こんなにすごい速さで時代が変わっていくのに、今のビジネスの動きどころか、流行りも、同業さんの動きも知らない
お店をただ開けて、お客さんを待ってました(ありえない..)
Twitterだけはお店のアカウントを作って少し呟いてはいたけど
フォロワーさんを増やす努力もしないし、投稿についての反応を分析したりもしなかった..
これが1番の敗因
人通りだってそんなに多くない場所に出店したのなら、集客についてとにかく色々やってみることが必須だった
これだけは、すぐに、すぐに取り掛かりなさいよ!!と過去の自分に送りたいメッセージを以前こちらの記事にまとめました↓
この記事に書いたのは「ショップカード」「SNSアカウント」「通販ページ」をすぐに作りなさい!!!ということ
でもこれ以外にも、集客の方法って沢山あるんですよね
この半開きのシャッターも敗因ですね
私も数年経ってやっと動き出したら、こんなに沢山集客ツールってあるんだ!!とびっくりしたのを覚えてます
- ネット検索でお店を上位表示させる
- 同業のお店をまとめてくれているサイトに載せてもらう
- 大きなイベントに出店してみる
広告でも、ネット上の広告から地元のタウン誌広告など、媒体は色々あって
1番びっくりしたのは「区営の図書館の雑誌の帯のところに載せる広告」なんてものまで存在したということ
よく調べれば自分のお店の集客に合ったものが見つかりそうです
それくらい、様々な広告媒体が存在します
自分のお店に合う広告って言っても、合うか合わないかって、やってみないとわからないのが現実なんですよね..
こればっかりは良さそうなものを試してみるしかありません
私も色々試して、失敗して、5年目になってやっと「ガラクタやに合った広告」を見つけた感じ
具体的にはこの辺に落ち着きました↓
- ショップカードの配布
- 年1回の新聞折込(買取のための)
- Google広告
お客さまをグッと引き寄せるスマホ集客術~ひとり起業・副業がうまくいく!
お店の客層や、地域によっても効果は違ってくると思うので、自分のお店に合った集
客方法を探していくのが第一課題
折込やショップカードは、デザインに力をいれたら俄然効果が違ってきたので
最近は印刷方法にまでこだわる、力の入れようです
ショップカードの広告効果(ガラクタやの場合)はこちらの記事で触れています
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開業1年目の失敗②お金をかけるべきところを見誤るな
全財産100万円で始めた雑貨屋ビジネス
別名、貧乏開業
この頃の私は「投資」という概念が、全くありませんでした
目の前のリスクを回避する方法だけ考えて、節約ばっかり
これも敗因のひとつだったと、今になっては思います
(それくらいリアルにお金がなかったんだよね〜)
しかし!
お金がない=お金の使い道や優先順位を真剣に考える
それができたことは、思わぬ収穫でした
素人が開業したら、最初の1年、2年はとにかく「試行錯誤の期間」だと考えるべきだと思います
そして「色々試す」ためには、やっぱりお金が必要になってくる
私は無借金で100万円で開業。この貧乏開業がいいのか悪いのかの考察は、こちらの記事で触れてます
「お金を使う優先順位」ってものすごく大事だと思います
努力の仕方を間違えるとなかなか上達しないように、商売もお金の掛け方ひとつで全てが変わってくることがわかりました
私は「全ての分野でお金をかけなかった」のが失敗です
お店の売り上げに直接関係するところ(広告、仕入れ)には、お金をかけるべきだったと思います
むしろ、そこにはお金をかけないと存続できなかった
それに気付いたのは、開業して2〜3年目でした
誰でも無理なく継続的にお客様が集まる 起業1年目の集客の教科書
開業1年目の失敗③自分のことを後回しにしすぎると失敗する
開業1年目はとにかくメンタルをやられました
集客の対策をしていなかったこともあり、1人もお客さんがこない日や、売り上げのない日も..
そんな日が続いたときのメンタルを例えるなら
「就活で内定が出ない日が続く」感じ
伝わりますかね?
私が学生の頃は本当に内定率が低く、みんな自尊心をボロボロにしていました
直接自分を否定されたわけじゃないのに、どんどん自信を失っていく感じ
それに似ていた
お金が手元にあれば、お店のことを優先にする生活が続きます
時間があれば、お店のことを優先にする生活が続きます
そしてついにメンタルをやられて気づいたことは
「自営業って自分のメンテナンスも仕事なんだ」ということ
もちろん体を壊してお店を閉めれば収入はなくなるけど、意外と心の不調は放置しちゃうんですよね
心が荒んでいる店主のお店に、お客さんは来なかった..
負の連鎖が続く前に、自分にも「お金と時間」を使ってあげるべきだと思いました
今でもつい放置しがちな自分のこと。自分の体と心の管理についてはこちらで書いてます↓
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まとめ
最近、他の若い起業家たちをみていると、本当に関心します
私みたいにボーッとしている人なんて、ひとりも居ないじゃん..
1年目は頭からバケツいっぱいの冷水をかぶった感じでした(頭を冷やした)
「のんびり雑貨屋をやりたい」なんて、夢のまた夢..
「のんびり雑貨屋をやりたい」人は、別の方法でまずビルや土地を手に入れてからの方が、良さそうです(笑)
開業秘話、またお付き合いいただけたら嬉しいです
また〜(๑>◡<๑)ノ
貧乏なら雑貨屋をやればいいじゃない。過去記事まとめ
>>開業とお金のこと