こんにちは、ガラクタ屋のひとみです
東京・江古田で実店舗の雑貨屋を経営しながら、雑貨屋開業ブログを書いています
さてさて
私の周りには、平日の仕事とは別に、雑貨を販売している人たちがたくさんいます
- 平日は普通に働いて、休日は雑貨屋としてイベント出店している
- 主婦業をしながら、自身の通販ページで雑貨を売っている
- 暇を見つけては雑貨を手作りし、ネットショップで売っている
- パートで働きながら、ネットショップや休日のイベント出店をしている
などなど
店舗はなくても皆さん個性的な雑貨屋さんを営んでおられますが、皆、口を揃えて言うことがあります
「確定申告ですか?してないです」
ええええーーーーもったいない!!
皆さん確定申告の中身をほとんどご存知なかったりする
私は「小さくても店舗がなくても、雑貨屋として継続して活動されているのであれば確定申告(青色申告)をした方が良い」と思います
なぜなら
会社で払っている所得税が戻ってくるから
次年度の税金、保険料が安くなるかもしれないから
でも兼業されている方なんかは「いくつも収入源があると確定申告難しいんじゃない?」と思いますよね
シンプルに理解すれば、大丈夫!
実店舗を開業された方も、その年度「開業までの期間」は会社からのお給料をもらっていたはずです
その場合も兼業されている方と同じような確定申告の仕方になりますので、この記事で確定申告の概要をご納得いただければ幸いです
この記事は、開業したての方や副業で雑貨屋をやっている方に向けて「難しい言葉は一切使わずに」「ざっくりと確定申告を把握する」ために書いたのものです
わかっている方はこの記事はすっ飛ばして、後の【青色申告か白色申告か迷ったら】【雑貨屋の確定申告のやり方】の記事をご覧ください
>>
スポンサードサーチ
そもそも、確定申告ってなんですか
皆さんが払う【税金、年金、国民健康保険】
その額は前年度1年分の「所得」によって決まりますよね
次年度に払う税金の額を計算し、申告するのが確定申告
会社はその計算を代わりにやってくれるので、確定申告をする必要がありません
でも自営業の人、収入源がいくつかある人、などはこれを自分で行う必要があります=これが確定申告です
確定申告には2種類あります
- 青色申告(控除65万)
- 白色申告(控除10万)
どう違うのかは次回の記事でまとめるとして..
どちらの方法にせよ、控除が受けられます
控除=所得からマイナスしてくれる額のこと
確定申告しないときより、所得が低くなる
所得が低くなる=税金が安くなる
やったー!
ということ
兼業の雑貨屋さんの確定申告のメリットとデメリット
確定申告のメリットは「控除」額のおかげで所得が減り、①払いすぎていた所得税が返ってくることや、②次年度に支払う税金や保険料が安くなること
税金って、まとめたら年間でかなりの金額になります
それが安くなるかもしれないって、すごいメリットですよね?
メリット①所得税が返ってくる!?
会社で働いている場合、毎月のお給料額面から自動的に「所得税」が引かれて、「手取りのお給料」として自分のものになります
その「所得税」、実は毎月アバウトに計算されたものなのです
アバウトじゃいけないよなあ、ってことで1年分まとめて計算し直すのが「年末調整」
年末調整で微調整されたとしても、意外と会社ではたくさんの所得税を引かれているはずです
★確定申告で控除を受けた場合、会社で払っていた所得税が返ってくることがあります
メリット②次年度の税金や保険料が安くなるかも!?
結論から言うと、事業所得が65万円以下の方は、青色申告をした方がお得です
- そんなに儲からない
- でも経費がかかる(事業所得を上げにくい)
(残念ながら)雑貨屋は、税金が安くなる可能性の高いビジネスモデルなのです
これが私が「雑貨屋が副業であっても確定申告をした方がいい」と言う理由です
本当はドッカンドッカン儲けて税金沢山払ってみたいものです(涙)
デメリット
デメリットは、今まではこっそりやっていた副業などが全て税務署の知るところとなってしまうこと
秘密結社みたく雑貨屋を運営したい人はそれでもいいでしょうけれど、メリットの方が大きいと私は思いますよ!
ちなみに実店舗で雑貨屋を開業した場合には確定申告「必須」です
開業届けと一緒に「青色申告承認申請書」を提出し、毎年必ず確定申告しましょう
確定申告していないことがバレてしまうと、税金が上乗せされたり、脱税容疑にもなりかねません
※「ちょっと待って!青色申告承認申請書って言われても..青色申告と白色申告の違いも知らないんだけど!」という方、少々お待ちください。次の記事で青色申告と白色申告の違いをまとめます
スポンサードサーチ
兼業の雑貨屋さんの確定申告を理解する
年末調整のある会社で働いている人の所得=斜線で塗りつぶした「手取りお給料」
このお仕事に加え、仮に、雑貨ネットショップをはじめたとします
人を雇うともっと複雑になるので、まずは1人で経営していると仮定します
雑貨ネットショップにより、収入源は2つになりました
収入の柱が2つあるイメージです
①事業所得(雑貨屋利益)が年間65万円以上ある場合
例【会社給料300万+事業所得100万】−控除65万=所得額335万
【雑貨屋所得の右の柱は、確定申告をするまで税務署に把握されていません】ので、確定申告をすることで、所得を計算し直すことになります
会社オンリーのときより
事業での所得が65万「以上」「増えて」います
そこから65万円の控除があります
↓
会社オンリーの時より所得は増えます
次年度の税金や保険料なども少し増えるかもしれません
②事業所得(雑貨屋利益)が65万円以下の場合
例【会社給料300万+事業所得30万】−控除65万=所得額205万
会社オンリーのときより
事業での所得が「65万円以下」だけども「増えて」います
そこから65万の控除
↓
会社オンリーのときより所得は減ります
次年度の税金や保険料が安くなる可能性が高いです
③事業所得がマイナス(赤字)の場合
例【会社給料300万−事業赤字10万】−控除65万=所得額205万
会社オンリーの時よりも
所得は「減る」
そこからまた控除65万
↓
会社オンリーのときより所得が超減ります
会社ですでに払っていた所得税は返ってきます
そして所得が減っているので、次年度の税金・保険料などが安くなります
「経費で落とす」の言葉の意味
よく「これ経費で落とすから」という言葉を聞きますよね
上記の仕組みを理解すると、その言葉の意味がわかってきます
経費で落とせるものって、調べるとたくさんあるんです
例えば
- 取引先の方とのお食事→接待交際費
- 作業場、自宅→
- ネットショップを運営するためのWIFI→通信費
- 仕入れのための移動に使った電車代→交通費
経費が増えれば増えるほど、事業所得は少なくなります
そうすると、個人の年間所得も少なくなります
年度所得が少ないと、次年度の税金が少ないわけです
( ◠‿◠ )
「脱税」の意味や「経費で落とす」の言葉の意味、わかってきましたか??
事業主は、経費にできるものはなるべく経費に計上したいのです
経費で落とす=節税
ちなみに、たまに海外仕入れに行く私は、往復の航空券は「経費」になります
航空券って安くはないですから、経費がかなり増えることになります
などなど
皆さんも、自分の雑貨屋で「経費」にし忘れているもの、ありませんか?
それ、もったいないかもしれません
自分が使っているもので、経費になりそうな項目、知らなかった項目がきっとあるはず。調べてみましょう!
スポンサードサーチ
今回のまとめ
今回、知り合いの方達の「確定申告全く意味わからん」の声を受けて、この記事を書きました
今はネットショップが誰でも開ける、楽しい時代
ちょっと面倒だけど、税金が安くなるのなら..って重い腰をあげる方もいらっしゃるかもしれません
そして今後実店舗を持ちたい!と思っている方
知っておいて損はないことだと思いますので、よければまたお付き合いください(^人^)
今後は青色申告と白色申告の違いや、確定申告の書類の書き方などを記事にしていきます
お役に立てたら幸いです
では、また(*´꒳`*)ノ
ーーーーーーーーーーーーーーーー