ダメすぎる雑貨屋店主のこと

雑貨屋さんの悩み①【隣の芝が青く見えるとき】

投稿日:2018年9月19日 更新日:

こんにちは、今日も店番しながら書いてます、ひとみです♫

雑貨屋さんは一見牧歌的で呑気な職業ですが、もちろん大変なことや、悩みもあります

好きなことを仕事にしたら辛いことがなくなる訳じゃ、ないですものね

 

最近、他の雑貨屋さんのブログを読みました

朝は海辺で犬の散歩をしてから、朝コーヒー。いい天気で、風が気持ちいい。これからお店を開けます、今日は○○の入荷があるので楽しみにしていてくださいね♫

牧歌的で、ゆったりと素敵な毎日を送られている方が営む、丁寧な雑貨屋さん

ー好きなことを仕事にして、のんびり暮らすー

理想的な雑貨屋のイメージそのまま!( ;∀;)

わーーん、いいなあ、そんな生活!

数年前の私だったら、嫉妬の炎が燃え上がり

その怒りを肴にひとり酒をあおっていました

雑貨屋に限らずとも、他人のステイタスや容姿、置かれている環境や運がうらやましく

嫉妬してしまうこと、ありますよね?

隣の芝は青く見える、ってやつです

みんなそれぞれの人生なんだから、放っときゃいいのに気になっちゃう

 

雑貨屋をやっているだけで、かっこよく見えるかもしれませんが

私は「金なし・暇なし・未来の保証なし・おまけに独身」の四面楚歌

それでも最近は、他人の境遇をうらやむのはやめました

年齢的にも大人になったから、というのもあるけど

いくつかのキッカケがあって・・

エピソード3まであるので、雑貨屋のメンタルを覗きたい方は是非どうぞ〜

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土地持ちの店主がとにかく羨ましかったときのエピソード

ビルを持っている、又は土地を運用しているのでそちらでの収入がある

なのでお店は儲からなくても、趣味みたいなもの

飲食店でも雑貨屋でも、カフェでも、そんな店主たちをたくさん見てきました

(もちろんある程度の年齢をいった方たちばかりだけど)

その度に

「バブル前の人間はいいよね、その時の恩恵があってさ」

「こちとらバブル後の、希望のない時代の人間じゃ!」

いちいち悪態をついてしまうのでした

 

でも、あるとき、

仲間の古物商の方と一緒に、喫茶店閉店の片付けに行く機会があって

何人もの老舗喫茶店の店主たちと話をするうちに

「ビルを持っていて、その一階で喫茶店をやっていた」

「家賃がかからないから、長く経営できた」

という共通点があることに気付いたんです

 

そう

その喫茶店の店主たちは私の羨んでいるタイプの「土地を持ってる」人たち

だからこそ、バブル以降の不景気な時代にも喫茶店を続けてくれていたんです

私は古い喫茶店が大好きで、今でもお店の開拓に行くほど

とにかく儲からないと言われる喫茶店

それがこの平成の時代もずっと存在していたのにはそんな理由もあったんだ・・・

 

彼らがいなかったら、私の好きなお店はもうとっくに無くなってたかもしれない

 

彼らのおかげで素敵な場所がたくさん存在する、という事実を

今まで考えたことが無かったんです

 

なんて子どもだったんだろう

お金があるって、すごく良いことなのに

それにいくら景気が良い時代だったとはいえ、頑張って頑張って働いて、土地を買って

自分のお店をのんびり経営するまでの苦労はきっと沢山あったでしょう

 

人は人、自分は自分

持ってるもの、持ってないもの、生まれつきのもの、運、

そんなこと考え始めたらキリがない

見つめなければいけないのは 自分より良い場所にいる人じゃなくて

自分の目の前のこと

 

 

家族のいる店主が羨ましかったときのエピソード

アラサー、独身、ひとり暮らし

みんな「腫れ物にでも触るよう」に気を遣ってくる面倒なお年頃です

私は毎月お店の家賃と、自宅の家賃を両方払っています

「そりゃ当たり前だろ」って感じですね、そう、当たり前です

 

でも私はいち時期、家族のいる店主をとても羨ましく思っていました

「旦那さんが自宅の家賃払ってくれるなんて、いいな。お店のお金だけなんとかすればいいもんな・・」

なんとも短絡的で、おバカな考えでした

そんなとき、ラジオを聴いていて

(私はTBSラジオリスナーなので、午前中から夜までほぼ毎日ラジオを聴いてる)

ちょうど11時半からの人生相談のコーナーで

「子供がいるからっていつも早く帰宅できる同期職員にモヤモヤしてる」

と言う相談者に対して

ジェーン・スー(パーソナリティ)が読みなさいって薦めた漫画

「Aさんの場合」

 

 

今、私も同じような嫉妬してる!と思ったのですぐ読みました

漫画の中では「独身のAさんからみる会社と、生活」「子持ちのBさんからみる会社と生活」が別々に描かれていて

それぞれが自分と比べて相手の環境をうらやんだりします

でも、2人ともそれぞれに頑張っていて、大変さがあって、それぞれに幸せな瞬間もある

それを漫画の読み手として俯瞰して見る事で「あッ・・」と気付くんですよね

 

単純なことなのに、自分じゃなかなか気付けない

家族のいる店主たちは、家族がいる分の不安や、責任も抱えていたのでした

どちらがより大変かなんて比べることもできなくて

比べる必要もなかった

 

嫉妬なんてして、ごめんなさい

一緒に、頑張りましょ

ずっと嫉妬してる嫌なやつを卒業できて、よかった

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他の雑貨屋さんの商品が羨ましかったときのエピソード

たまに他の雑貨屋さんにお勉強に行くのですが

(というかただ買い物を楽しみにいくだけ)

商品のラインナップや、陳列の仕方に毎度毎度、嫉妬しています(笑)

「おぬし、やりおるなッ!」

と心の中で叫んでいます

野方の「ダミラ」さん。店作りがうますぎる

これは、一瞬で解決することができました

私が頑張ればいいだけのことだ!

嫉妬もエネルギーにしちゃって、今日もお店の運営しています

まとめ

今回は、色々とぶっちゃけてしまいましたm(._.)m

嫉妬=自分自身への不満の現れだと思って

まずは自分のことを見直すことにしました

できるなら、他人に対しても自分に対しても優しくありたいし

心穏やかに過ごしたいです

こんなアホみたいな雑貨に囲まれているから、最近はとっても心穏やかです!

ちょっとずつ、生きやすくなってきました

それではまた〜

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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
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