こんにちは、ガラクタやのひとみです
雑貨屋起業ブログは2年目。お店経営は7年目に突入しました
雑貨屋を起業していちばん最初に心が折れることって
「思ってたより、全然売れない」ことだと思います
開業前には事業計画書を作ると思うけど、100パーセントその試算通りには売れないはず
なんで????
今までイベント出店してたときは売れてたのに!!!
SNSの反応はめっちゃいいのに売れないのはどうして???
雑貨屋を開業して間もない方で「なんでこんなに売れないんだろう??」って悩んでいる方必見です☆
大好きな雑貨なのになぜ売れないか、を解明していこうと思います
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雑貨が「売れる」「売れない」の基準をはっきりさせる
「イベント出店してたときはよく売れたのに、店を出したらそんなに売れない」
「初めてお店を出した。全然売れない」
最近は店舗を構える前に、イベント出店などで商品を売るような「週末雑貨屋さん」が増えていますよね
ネットやイベントで個人的に販売していたときは売れてたのに、お店を出した途端売れなくなって厳しい‥というのはよく聞く話です
でもちょっと待って
まずその「売れる」「売れない」の基準を明らかにする必要があります
個人の方がイベント出店やネットで売買をする場合って
しっかりと利益計算をしている人、意外に少ないのです
特に、交通費や手間も含めて、しっかりと利益がでる「商売」としてやっている方って、実はあまりいらっしゃらない
でも自分の好きな雑貨(または自分で作ったものや好きで仕入れたもの)が売れると楽しいし、お客さんとの会話も幸せな時間‥
利益計算をする前に「やりがい」「楽しさ」を含めて「ああ、売れたなあ」って感想を持ってしまうことが多いんです
そのまま個人の販売を続ける分には全く問題がないし、むしろ幸せなことです
でも
そのままお店を開業してしまうとさあ大変!
お店を持ったら経費が毎月××万円かかる
そのためには売上は××万円必要
という具体的な数字が出てきて、それではじめて「売れる、ということの基準ができる」んですよね
私も素人から開業したので、はじめのうちは
毎日お客さんが来て何かが売れるってことだけで「なんか、売れるって楽しいなあ〜」なんて呑気に思っていました
やりがいだけでお腹いっぱいで、それを「売れてる」と勘違いしている時期がありました
「え?こんなに売れた気がしたけど、まだ経費分だけ??私のお給料ないじゃん!」
てことに気づき始めたのでした
「売れる」「売れない」って、ふわふわと思うのって、危険です
ちゃんとした数字があってからの「売れた」「売れない」を判断しないと
お店を開業したら当たり前のことなんだけど、意外とそこがふわふわした人も多い気がします
イベント出店の様子(イベントって、売れるのよねえ)
イベント出店と、実店舗の営業はぜんぜん違う
イベント出店では売れてたのに実際店舗を持ったら来店はゼロ‥という話はよく聞きます
イベント営業と、店舗営業ってぜんぜん違う
イベント営業はイベントの主催者が広告をうって、集客までやってくれてるのに対して
実店舗は自分で1から広告、集客をしないといけません
そもそも広告と集客ってお商売にとって「一番」といっていいほど重要で
ノウハウや実績がないと難しい点でもあるのです
イベント企画者ってその実績を持って、責任を持って広告をしてくれているわけで
そりゃあ、イベントにはたくさんの人が集まります
また、イベントに来るお客さんは「そのジャンルが好きで来ている」「買い物をしたいと思って来ている」「イベント会場の熱気で買い物したくなっている」ので、そもそも購買に至る確率が高いといえます
街の実店舗のように「なんとなく入店してみた」というお客さんから購買欲を引き出すこととは、かなり別の環境にあります
それをわかった上で、実店舗の経営に臨むのがベターだと思います
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イイね!をもらって雑貨が売れる割合は1/100
よく聞くのは
「SNSではすごいたくさんのイイネ!がつくのに、実際ショップでは全然売れてない」
というものです
私は最近このブログと通販ページの閲覧数などを、こまめにチェックするようになりました
Googleanalyticsを使ったり
(知らない人は検索してみよう!要は自分のHPなどの閲覧数や閲覧地域、閲覧デバイスなどを計測してデータにしてくれるシステムです)
インスタグラムも「お店としてアカウント登録」することで毎日の閲覧数や反応をチェックすることが可能です
それらの数字を観察してわかったことは
「これイイな〜欲しいな〜」と思う人が100人いたら、実際に購入する人は1人くらいだということ
みんな毎日いろーんなものを見て「イイな」と思うけど
実際「買う」という行動に出る人って、私たちが思っているより俄然少ないんです
実際にうちのネットショップで言えば(↑こんなの)
ある日のデータ
Aという商品の閲覧数は320
その中でAという商品に「お気に入り」ボタンを押した人は17人
その中でAを実際に購入した人、2人
という感じです
いいなーと思って数日数週間悩んでからお買い物する人もたくさんいるので
1日のデータだけでそんな割合を出すのはまずナンセンスなんだけど
それも含め数週間〜1ヶ月規模で見ても
雑貨が売れる割合は、商品が気になると言ってもらった数の1/100くらいです
SNSでイイね!を300もらった商品も、アップして数日の間に売れるのは1〜2個
インスタのフォロワーさんが現在約6000人、ツイッター2000人で合計8000人
(両方フォローしてくれてる人も多く、店主仲間も多いので、実質見てくれているのは6000人くらいかしら???)
毎日のご来店&通販ご利用が20人〜30人
「お店に来てくれる/お店を知ってくれる割合」も購買の割合と同じくらいで
1/200くらい
それを踏まえて、魅力的な商品の数が増えることで、雑貨屋さんの売上になっていきます
お店を構えて⇨広告して(周知して)⇨雑貨を買っていただく
この過程ってかなりハードですね
でも
開業したらやるべきことって、上に書いてきた割合の分母を増やすことなんだな、と見えてきます
1/100→2/200
2/200→10/1000
10/1000→20/2000
2000人の人に知ってもらって、買っていく人は20人に増える単純計算です
とにかくたくさんの人に知ってもらわないと、購買数も増えていかないのです
「路面店を出すこと」や「駅近にお店を出すこと」で分母は自然に増えますし「広告を出す」ことで認知される=分母を増やすことが可能です
その上で今度は分子(=購買数)を増やすためにやることは、魅力的なお店づくりや、仕入れの工夫、陳列の工夫なんだと思います
SNSの「イイネ」はあまりアテにしない方がいい
SNSのイイネはあまりアテになりません
(反応をおおよそ把握するためには便利だけど)
見栄えのよいものにただ「イイネ!」がついたり
社交辞令の「イイネ!」だったり
イイネがたくさんついた商品が売れまくる、とは限りません
そして「イイネ!」がつく商品をこれはチャンスだと判断して仕入れまくる‥なんてのもオススメしません
「イイネ!」と現実はちょっとだけ違う
お店を観察していると
SNSを頻繁にやっているお客さんばかりじゃありません
やっていても、ただのんびり見てるだけの人や
イイネとか面倒臭いよ、でもリアルの買い物はだーい好き!という人も‥
私たちお店の人が気にするべきなのは、リアルな現実のお客さんたちです
自分のお店にリアルに関わりのある(もしくはこれから関わるであろう)お客さんたちです
SNSの反応は判断材料にはなるものの、それを単純に鵜呑みにするのはちょっと危険
↑↑題名がちょっと過激だけど、わかりやすい内容で面白かった本を貼っておきますね
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まとめ
購買数/認知度
の割合をあげていくためには
まず認知度をあげて(分母)
それから(それと同時に)購買数を上げるための工夫をする(分子)
お店の中だけ完璧にしても、誰にも知ってもらえてなかったらダメですよね‥?
雑貨屋を開業したら、バランスよく考えていかなきゃいけないよな、と自分への備忘録としてもまとめてみました
では、また!
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