ナマステ〜( ◠人◠ )ガラクタやのひとみです
旅ブログも中盤、寝台列車に30時間ほど揺られてやっとブッダガヤという小さな町に到着しました
退院後ずっと胃痛がひどいです
人生で一番ツラい胃痛だった…退院後5日間は、バナナを半分食べるのがやっと..
おそらく胃が空っぽのままインドの強力な薬を服用しすぎて、胃がやられてるんだと思います
そんな状態で出会った日本食レストラン「げんき」と町の子どもたちに本当に元気をもらった、素敵な思い出の町ブッダガヤ!
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ブッダガヤの夜/小さな町の夜道は怖い
駅に着いて、定番のオートリキシャの営業合戦です
駅の階段の下にはリキシャーマンたち(運転手)がウヨウヨと待ち構えています
まるで蟻地獄みたいだ!!階段降りるの怖いわ….(笑)
同じく階段を降りてた欧米人カップルも、あまりの迫力のインド人集団に怖気付いて立ち止まっちゃってました
「俺のに乗れ」「いや俺のに乗るんだ」「こっちは〇〇ルピーださあ乗れ」
「どうしてそいつの車に乗るんだ!?」「そいつは危険なやつだ!俺は安全だ!」
「いくらなら乗るんだ??さあ、いくらだ??」「日本語できる俺のに乗れ」
「おい押すなよ俺が先にそのお客に声をかけたんだ」「いや俺が先だ」
勝手に喧嘩してる…
うるしゃーーーーーーーーーーーーい!!!!
でももうへっちゃらです。インド滞在10日を過ぎて、だんだんこの光景にも慣れてきました
ひとりのリキシャーマンの青年がずっとついてくるので「ごめんね、私はお迎えを待っているのでリキシャはいらないよ」と嘘をつきました
すると青年「あ、そうなんだ」とあっさり引き下がる
私は迎えを待っているフリをしながら考えました..
「このお兄ちゃんは信用できそうだな」
今度はこっちから声をかけました
「やっぱり乗せてくれない?ジャパニーズテンプルまでいくら??」
そのままそのお兄ちゃんのリキシャに乗ることが決定!!!
まわりのおじさんたち、ブチ切れる!
「なんで俺のに乗らないんだ!抜け駆けするな俺の客だぞ!」と、リキシャが走り出したのに走って追いかけてくる…
こ、怖いよー
客引き合戦が一番パワフルだったのが、ブッダガヤでした
皆の熱量は怖かったけど、きっとこの小さな町で「仕事を得る」「収入を得る」ためにみんな必死なだけなんだろうな..
ほとんどのリキシャーマンはいい人なんだと思う
でもこちらも命(女子は操もね)がかかってるので、やっぱり疑ってかかるしかない。ちょっと悲しい現実だ
リキシャ選びは毎回毎回、慎重な私。インドはレイプ事件も多く、リキシャでどこかに連れていかれるのでは..という不安がいつもどこかにある
今回到着したのも夜の19時を過ぎていたので、街灯も少ない暗い道をリキシャーで飛ばす道中、気が抜けませんでした
安全のために次回はSIMフリー携帯を持ってきて、googleマップで現在地を確かめながら乗りたいと思います(´-`).。oO
初めてブッダガヤで「宿坊」に泊まる
宿坊とは「宿泊もできるお寺」のこと
ブッダガヤはブッダが悟りを開いた地。仏教の町
仏教国各国のお寺が密集していて、お寺のテーマパークみたい
各国からインドへやってきたお坊さんもたっっくさんいました
お買い物するお坊さんたち。スマホばっかり見てる若いお坊さんもいた(笑)
日本のお寺「仏心寺」が一般の旅行客も受け入れてくれる宿坊だということで、前から予約をしていました!
広めのお部屋で、日本人の住職さんが管理されているのもあって普通のゲストハウスよりも綺麗で快適
朝のおつとめ(座禅)に参加することもできます
このときは仏教の勉強のため、年配の観光客の方(日本人)が沢山泊まっていて少しビックリです
インドって移動に体力を使うし、そのせいか若い旅人が多いイメージでした
ご年配の方達も(むしろ彼らの方が)どんどん外出して、スムーズにインドを楽しんでいて
私も歳をとったら「もう歳だからラクチンな高級ホテル」じゃなくて「インドの田舎の宿坊でのんびり」の旅を選ぶお年寄りになりたいなー
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インドの青空教室 無料なのに生徒が集まらない理由は
退院後の回復が遅いのもあってこの町ではのんびり過ごそうと決め、部屋から降りていくと….
宿坊のエントランスに、青空教室!!
小さい子は4歳〜大きい子は10歳くらいの子どもたちが外でお勉強中です
私が眺めていると、先生が「どうぞ座って」と椅子を持ってきてくれました
そのまましばらく子どもたちの授業を眺めることに..
授業内容はもちろんみんな一緒なので、一番小さな子はよくわかってなさそう(笑)それでも一生懸命先生のいうことを聞いている姿が可愛くて可愛くて(o^^o)
この青空教室は仏心寺の主催するスクールで、お金がなく学校にいけない子どもたちが無料で教育を受けていました
ブッダガヤのあるビハール州はインドの中でも貧しいと言われる地域
子どもは貴重な労働力。無料といえど学校にいかせるのはもったいないという親たちも多いのだそうです
学校に行ったことがない人が多くても、皆自分の仕事を得るために独学で英語や日本語、フランス語などを習得して、リキシャーマンやガイドの仕事をする
彼らの英語力は日本人のそれをとっくに超えているし、3つ目の言語も「使える言語」としてマスターしている
トリリンガル!
それってすごいことで、逆に大学まで行って10年も英語を学んだ日本人の英語力たるや….
自分が何を勉強してきたのかと自問自答して恥ずかしくなりました
日本の学校教育とは..??(´-`).。oO
日本食カフェ「げんき」で本当に元気をもらう
この超手作り提灯を見つけたとき、本当にじわじわ感動しちゃいました
詐欺師との戦い、入院、30時間の寝台列車で心がくたびれてたんでしょうね
日本食カフェがあると「地球の歩き方」で知って、ここの「おでん」を目標にここ数日頑張ってきたのです…!!
10日?2週間?ぶりの日本食
ちゃんとした食事自体、5日ぶり
間違いなくこのおでんが人生で一番美味しいおでんだった!!!( ;∀;)感涙!
からしがあるのが、また嬉しい…
ここで日本人のオーナーと14歳のインド女子(バイトさん)にもてなしてもらい、超元気になる
「カフェげんき」は秋冬の観光シーズンだけの期間限定カフェだそうで
それ以外はオーナーは日本で仕事をしてお金を貯め、秋冬はごく普通のゲストハウスに滞在しながらお店を運営してるんだって
そう聞くと「そこまでして旅人のために…かっこいい!」「すごい良い人生だ」とか簡単に言ってしまいそうになるけど
この世界一(?)テキトーで、勝手で、めちゃくちゃなインド人たちの中で店をやるって
並 大 抵 の こ と じ ゃ な い だろうな
個人事業主のはしくれの私は、そんなことを思ってキュンとなりました
やりたいことやって、生きるぞ
ブッダガヤに滞在中なんどもなんども通い、最後には列車移動用の「お弁当」まで作ってもらいました
あの赤い提灯と温かいおでんに本当に本当に救われたことを、何度も感謝してお別れ..
お店をつくってくれて、ここに存在してくれて、本当にありがとうございました
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インドの子どもたちは逞しくて、可愛い
ちょっと小道に入ると、小さな子どもたちが大勢で遊んでいた
まだ1歳ほどの赤ちゃんも、ちゃんと年長のお兄ちゃんが世話をしながら、みんな本当に楽しそう!
私も仲間に入れて欲しくて、ヒーローの真似をして「ビーム!!」を発すると、みんな興奮して集まってきちゃいました
みんな私に対抗して「カメハメハ」とか撃ってきとる(笑)
インドの子どもたちは、目がクリクリ、キラキラしてて本当に可愛い
ブッダガヤは「マハボディーテンプル」と言うブッダが悟りを開いた「菩提樹」のある有名なお寺もあるし、各国のお寺もとても個性的で見ていて楽しい
そんな観光にもピッタリの町だったけど
私の中でのブッダガヤはもう「おでん&子どもたち」の町だ!!!
これで元気充電して、次の街「ヴァラナシ」に向かうことができます!
ありがとうブッダガヤ〜〜
ここからヴァラナシへの列車も6時間のはずが16時間も乗ってました!
もう時間の概念が崩れてきた..いくらでも待てる..
インドでストレスなく待つことができるようになって、帰国後もどこか心が軽いのは、気のせいでしょうか..
最後までお読みいただきありがとうございました!
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ではまた〜( ◠‿◠ )ノ