ナマステ〜ガラクタやのひとみです( ´ 人` )
前回の記事の通り、ジャイプルでは病院をしっかり観光して、次の街ブッダガヤへと向かいます
ブッダガヤは文字通り、ブッダが悟りを開いた地。各国の仏教徒やお坊さんたちが集まります
ジャイプルからブッダガヤまでは電車で約18時間、寝台列車での移動です
日本でも寝台列車に乗ったことがないので、ワクワク!
でも、ここでもインドは私を裏切りません…..
寝台列車は15時間の遅延、その上ダブルブッキングで席が無い!
5時間じゃないです、15時間です
踏んだり蹴ったり!
約30時間を超狭い寝台の上で過ごした話を書いていきます( ^∀^)
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寝台列車の予約に1ヶ月もかかったよ!インドの洗礼
旅人たちの憧れ、インドの寝台列車!
でもインドの人口は多いので、列車は混雑!!
なんといっても人口12億人ですもんね※日本の人口1億人※
インドに到着して寝台列車に乗ろうかな〜と駅の窓口に行っても、満席のことも多いみたいです
以前からそんな情報を小耳に挟んでいたので、私たちは日本から寝台列車の予約をしていきました
これがまた、難儀だった…
まずはインド国鉄のアカウントを作って、IDやパスワードが発行されます
それらが記載されたメールが届くよ!と書いてあったんだけど……..
2週間経っても、メールが来ません
ここまでは、コチラも想定内じゃ!負けじとSkypeでインド国鉄に国際電話をかけました
「アカウント作ったんだけど、メールが来ないよ!いますぐ送ってください!」
「オーケー、ノープロブレム!明日送ります」
「頼みますよ!」
1週間後、やっとメールが届きました
(インドでは1日は1週間のことなんだね〜)
そこから予約スタート!!
なんと乗車3ヶ月前にも関わらず【満席】で、WL(ウェイティングリスト)=キャンセル待ち3番という不安な結果に…!!
本当に乗れるの!?!?
駅の売店。大きな駅は軽食からスナックまでなんでもある!
インド人は「とりあえず」列車を予備分まで予約するために、当日キャンセルが多いのだそうです
なのでキャンセル待ち(WL)20番くらいまでは、当日駅に行けば普通に乗れるみたい
ただ、確実にその日に移動したい!という時にキャンセル待ちはリスクが高いと思います
予約の意味とは…….??(´-`).。oO
とにかく予約はできました。約1ヶ月かかったけど
インドの列車の乗り方が超アナログだった!!!
駅に早めに行って、おやつを調達〜
駅はすごい数のインド人が、床に座ったり床に寝たり寝たり寝たりして、思い思いに列車を待っています
ていうかみんな荷物が多いな!!
インドの列車の乗り方は、超アナログ!!
①電光掲示板で、乗る電車のホームを確認する
↓
②そのホームで待っていると、発車15分前にホームの掲示板に、座席表の紙が張り出される
↓
③座席表には全員の名前と、座席番号が書いてある。これで「座席番号」と「何号車か」を確認する
※このときキャンセル待ちの人も繰り上がって、自分の名前と席番号があればそのまま乗車できる
↓
④インドの列車は20両以上と超ロングなので、あらかじめ自分の乗る号車の前まで行って待つ
※列車は1等車2等車などのクラスがあって、その間の移動が禁止されているので、適当な場所から乗ると、自分の席までたどり着けないこともあるのです
↓
⑤列車到着、急いで乗る(数分しか止まらない)
↓
⑥座席にはだいたい見知らぬインド人が座っているので「どいて!そこ私の席!」と主張する
↓
⑦それでもどかない場合は車掌を呼んで、説得してどいてもらう
↓
⑧やっと座れる
私たち、キャンセル待ち2番、3番の状態から席はゲットできるのか!?
そして上手く乗車できるのか!?
座席表が張り出されるのを、ソワソワソワソワ、待ちます
座席表、張り出されたーーー
群がるインド人
合格発表みたい..!
あった!座席番号、ある!私もモリさんも乗れる!やった!
WL3(ウェイティングリスト3番)からA1等車の29番に座席が決まってました
数分後には列車も定時に到着。座席を探します…..が
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寝台列車のダブルブッキングは日常茶飯事
座席に行くと、見知らぬインド人のおじさんが座ってます
「そこ、私の席です!」
「いや、私の席だよ」
おじさんも絶対に譲らないので、車掌さんを呼んできました
どっちの席なの???私でしょ???
「あ〜間違えちゃった。ダブルブッキングだ」
は??
私の席、無いの??
「空いてる席を探してみるから待ってて〜」と車掌さん
「無いよ〜満席だ」
(^ ^)
18時間も、私はどこで寝るのさ
モリさんの席は無事確保できていたのでとりあえずそこに腰掛けるも
2段ベッドの上段
畳1畳もない狭いスペース
……バックパックを2つ置いたら、もうスペース無いんですけど
でも寝ましたよ、ダンゴムシみたいに丸くなって!!!
お母さんチビに産んでくれてありがとうね!!!
18時間のはずが、途中電車は止まったり、また動いたり、止まったり
なので他の乗客のインド人は、大して気にしていません
冬のインドは霧のため、遅延が日常茶飯事なのだそうです
結局30時間ほど乗っていました
座布団1枚ほどのスペースに、30時間…
でも意外と楽しかった、寝台列車の旅
こう書くとただの苦行みたいですが、意外と楽しかったんです
kindleに本を何冊も入れてきていたので、読書をしたり
隣の席の子どもたちやその家族と話をしたり
とにかく飽きなかったのが車内販売のおじさんたち
「チャイチャイ〜チャイチャイ〜」としゃがれ声で営業するチャイ売りのおじさん
一斗缶の中には火があって、その上にヤカンを置いて一緒に持ち運んでいるのでいつでも熱々チャイを入れてくれる
インドのチャイは、車内販売でも絶品( ;∀;)
揚げ物売りのおじさん、素手で渡してくれる
カレー弁当売りのお兄さん
インドのカレーはシャバシャバなので、揺れる電車内で食べるのは難しかった…
スプーンなどという気の利いたものも無いので手でいただきます〜
ジュースに、スナックに
なんでも来るので、30時間いても物に困らなかったです
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インドの寝台列車の「降り方」
困ったのは、電車の降り方
インドの列車に車内アナウンスはありません
駅に着いても、「駅名の看板」は小さくて見つけられません
そう、どこで降りればいいかわかんないんです
なので数時間置きに、近くのインド人に「ブッダガヤまであとどれくらいですか??」と聞きまくっていました
そもそも15時間も遅延しているので
「あと8時間くらいだよ」と言われたり、「遅れてるからあと10時間だよ」と言われたり
毎回違う答えが返ってきて埒が明かない…
私たちがあまりにずっとソワソワしているので、ブッダガヤに着く少し前に
近くにいたおじさんがわざわざ私たちの座席まで来て教えてくれました
「次の駅がガヤだから、降りる準備をしなさい」
一般のインド人は、とても優しい
無事、ブッダガヤ(駅名ガヤ)で降りることができました
到着は朝の予定だったのに、もう日が暮れてます(´-`).。oO
あー疲れた!
次回は、ブッダガヤでのんびり子どもたちと遊びます
も読んでいただけたら嬉しいです(๑>◡<๑)
普段は雑貨屋開業についてのこと、雑貨のことなどを中心に書いてます
では、また〜!