こんにちは!ガラクタやのひとみです
お店番をしていると開業の理由を尋ねられることがよくあります
「なんでこんなおかしな店を始めたんですか?」
「どういう観点で雑貨を選んでるんですか?」
(おかしな店……….)
そのときは少し面倒で「趣味が高じて..」「直感で好きなもの選んでるんですよ」とだけ答えているけど
本当は割とネガティブな理由でガラクタやを始めました
ポンコツ雑貨(ガラクタ)に、ポンコツ人間の自分を重ねていた…
かなりの根暗なんです。友達も少ないし、学校にもろくに通えなかったし
そんなコンプレックスの裏返し、自己愛溢れる雑貨屋を作ろうと思いました
こう書くとちょっとキモいですね
でも仕方ない
にんげんだもの…ひとみ
※たまにメンタルに関する記事も書いたりします↓
スポンサードサーチ
ポンコツ雑貨や駄玩具(駄民具)が愛おしい理由
親に「そんなくだらないもの!」と捨てられたり
「何そのダサいの」「安っぽい」「お金出してまで買いたくない」と友達にバカにされたり
「はじっこ壊れてるじゃない、貧乏くさい」と言われるポンコツ雑貨たち…
ブランドものでもなく、どこ製かもわからず、作りもテキトー
顔が命の人形なのにブサイク、変なところだけ力を入れて作られてる
大勢には嫌われる、人気はない、流行りに置いていかれてる
そんなポンコツ雑貨なのに、お店で誰かが「これ良いな」と買ってくれる瞬間、私の脳からアドレナリンがシュパーーーと発射されるわけです
あんなポンコツな〇〇を、良いと思ってくれてる人がいる…..!!
みんなに嫌われても、世界のどこかにアイツの良いところを分かってくれる人がいる….!!
ポンコツ雑貨を売ることは、そんな「希望」に溢れた行為なのです
ずっと売れない子達にも「いつか分かってくれる人がいるかもよ」と話かけて
(実際には話しかけないけど。心の中で思うだけ)
やっと売れた子には「よかったね、やっと、愛してくれる人がいたね」と親のような気持ちで送り出す
そんな気持ち悪い雑貨屋をやっています
古い雑貨ほど、不足してる部分、短所、失敗がある
最初は「日本の古物」を中心に扱っていました
もちろん「高級アンティーク」ではなく、あくまで「ガラクタ」です
アンティークですごく価値があるものは勿論素敵だし、私も欲しいけど
「大衆によって価値がすでに付いている」時点で、ポンコツ雑貨じゃない
「私の手にかからずとも、立派に幸せになっているわ…!」と思ってしまいます
それでも古いものって「欠点」が多く
おそらくそれは、大きな工場(機械)で均一に作られたものではないからこそ出てきたもの
もしくは時間が経つにつれて劣化して欠点になってしまったもの
それを「味」と呼ぶ人たちも多く、古道具好きの共通の話題として一番楽しい瞬間です
時代が進むにつれて、どんどん商品は均一化されていって「失敗作」「駄作」は出回らなくなりました
あまり売れない「無駄なもの」も作られなくなってきました
どれも完璧、同じ顔
欠点を隠して販売する、嫌な人たちも出てきました
「世界中が、そんな流れになってきてしまった…」
そんな嘆きから、ガラクタやはアジアに進出して雑貨を漁り始めます
まだ残る「古いもの」「価値を評価されていないもの」を探しに…
ヨーロッパの古いものはもうそれだけで「格好良くて」「ヴィンテージッ!」って感じなので
アジアである理由はそこにありました
やる気のないサンタバッジ(タイ)
それでもアジアだって、どんどんと近代化の波に乗ってます
ポンコツLoverにとっては悲しいことだな、と思うけど
「もっと便利に、便利に」と進化のデメリットも考えずに突き進んで行く事こそ、人間の「欠点」であり
欠点である以上、愛すべきものだな〜、なんて偉そうに思ったりして..
スポンサードサーチ
私のようなポンコツ人間のあなたへ
全てにおいて完璧、隙のない人よりも、少しダメな部分が見える人の方が好きです
おそらくポンコツ雑貨を、どこかで人間に置き換えているんだと思います
誰しも完璧じゃないし、どうにもこうにも直らない短所がある
大人になってもダメなままな部分もある
でも大丈夫よ、みんなそんなもんだ
どこかに、それを愛してくれる人がきっといるさ〜
インドの適当すぎる赤ちゃん人形
ただそれは「ありのまま」でいるべきなのとは、少し違う気もするんですよね〜
(いつか流行った歌のようにありの〜〜ままの〜姿見せちゃいけないと思う)
ガラクタやのポンコツ雑貨たちも、お店に出す前は綺麗に掃除をするし
それぞれの雑貨を「一番適切な場所」に置いてあげます
それぞれの雑貨が「よく見える場所」があると思うので…
少しは綺麗に見繕うことや、適切な場所があるっていうのも、人間に似てる…のかな??(´-`).。oOなあんて
今日はこのへんで〜
いつもは真面目に開業ブログ、旅ブログを中心に書いています
よかったらそちらも読んでみてね♫
ではまた!