ガラクタやの開業のこと

こんな時代でも。雑貨屋を続けるためにしていること

投稿日:

こんにちは!ガラクタやのひとみです

現在この記事を、仕入れ旅先のインドで書いています

どんなニッチな商品もボタン一つで簡単に手に入る【通販絶世期】のこの時代に、東京で小さな雑貨屋(実店舗)をやってます

ネコみたいな気ままな運営、ガラクタやです

ただでさえ儲からないと言われる雑貨屋

値段を通販と比較されたり、お客さんの一言に傷ついたり、売上げに一喜一憂したりとまだまだ商売人としては半人前ですが

自分の性格や体力や精神力に合った運営をするために

より持続的な運営をするために

何よりも生きてて楽しいと思えるために

意識してやっていることを備忘録としてまとめました

 

 

  • 完全な休みを取ること
  • 旅に出ること、初心にかえること
  • 商売を目的にしないこと
  • 自分自身の変化にいち早く気付くこと

 

 

雑貨と関係のないことばっかり!!\\\\٩( ‘ω’ )و ////

 

 

でも、これをひとつでも欠かしたら、私は雑貨屋をすぐにでもたたんでいると思います

自分に合った働き方って何なのか

まだまだ試行錯誤中ですが、奮闘記としてお読みいただければ幸いです

 

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雑貨屋を「続ける」ために「休む」!?

続けるために休むだなんて、なんだか逆説的ですが..

お店をはじめてみてはじめてわかったこと

  • 気付くと24時間お店のことを考えている
  • ちょっとした雑用を休日にこなしたりと、仕事のことを考えない日はあまりない
  • 仕事とプライベートの区切りがない

もちろん好きなことだけど、それでも、たまにはオンとオフのスイッチを確実に切る日が必要だと感じました

人にもよるのかな

とにかく「私には」必要でした

「自分の商売ってのはそういうもんだ。甘えるな」

昔から商売をしている方達には怒られてしまいそうです

でもおじいちゃん、時代は変わったのよ

商売を始めれば稼げて、夢がある時代はある意味で終わった

儲からないのならやめればいいんだけど、そういう考え方すら変わった

豊かさの種類を、働き方を、自分で選ぶ時代になってきたと思うんです

だから私は休みます

心身のパワーを保って、お店に注ぐ為の全ての力を保つために、私は休む

 

 

近所の商店街の方たちには「いいご身分な商売だこと」と嫌味を言われますが、気にしない

「自分の状態を分析」して「賢く休む」ことにしています

私も含め日本人って、本当に休むのが下手..

「分析」しないと休めないなんて、悲しい癖がついちゃったもんです

 

旅に出ること、初心にかえること

もともと、私が商売を、個人事業を始めようと思ったキッカケがアジアのマーケットでした↓

そういう訳で、アジアへ旅することは私にとって「初心にかえること」

いくら好きなことであれ、毎日毎日毎日毎日やっていれば、どこかしら惰性だって出てきます

嫌になることもあるし、これでいいのか!?と激しく自己問答する日もあります

だから定期的に旅に出る

よく雑誌の取材されたりしてるオシャレ雑貨屋さんは、絶対こんなこと言わないよね

「毎日が新しく幸せです」「辛いと思ったことは、ないですね」とかサラリと言うんでしょう

私はポンコツで根暗なので、そんな格好いいこと、絶対に言えません

好きなことやってたって、うまくいかなくて死にたくなる日もある

それが自分だから、仕方ないのでそれを上手く立て直すしかないのです

 

 

私の起業のキッカケをくれたアジアのマーケットですが、起業してからは見方も変わってきました

ー野外にひとの屋台を準備して商売するー

それがどんなに小さな屋台だって商売は大変だ、と言うこと

たった1度でも野外出店してみたら、大変さがよくわかります

商品を一つずつ並べて、綺麗な陳列をし、そして自分の動きやすい導線を作り

一日中、店番をする(居眠りしたりボーッとできるとしても)

夜になったらまたひとつずつ梱包して、何もなかった状態に片付けて、帰る

本当に大変なことです

小さな行商さんひとつひとつに「頑張れ!って言うか、頑張ろうねお互い!」と思いながら街を歩いています

そして「毎日そこにある」と言う安心感をくれるお店への感謝

再訪したインドで「あ、あのおじちゃんがいい人だったから、またあそこで買おう」と思って訪ねて、ちゃんとお店があって

やっぱりおじちゃんは変わらずいい人で、常連さんも集まって井戸端会議をしてて

そんな活気は見ていてとても心地よく、また再訪するときもここにあって欲しいな、と思ったり

私みたいに「飽きたから旅に出ます」なんてこともせず、長年、毎日毎日、そのことだけをやってきたことを尊敬したり

インドで毎回お世話になっているクリーニング屋さん

おじいちゃんのチョコンとした帽子が可愛い

アジアもどんどん開発が進み、日本と同じく大きなショッピングモールやチェーン店が増えてきました

開発があるとその周辺の「寛容だったシステム」が厳格化され、小さな露店は撤退を余儀なくされます

小売で小さいながらも利益を出し、人のコミニュケーションの場をも担っている小売店たち

少しでも長く、そこで営業できますようにと願うばかり..



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儲けを出すことを【目的】にしないこと

商売を、お金の計算を、目的にしないようになりました

儲からなくてもいい、という意味ではありません

商売を続けるためには「お金を儲け続けること」が必須条件なので、経営を軽視している訳じゃ、ありません

あくまで自分の人生を楽しくするための【手段】として商売を位置付けることにしました

 

 

なぜかって

 

 

商売は、毎月の浮き沈みが激しい

儲かる月もあれば、儲からない月もある

私は商売人として半人前だからかもしれませんが、その浮き沈みがなかなかしんどかった!

稼ぐことを【目的】にするには、心が持たなかった

そこで、人生面白くするための【手段】だと位置付けることにしました

ダメなときは「ああ、これ、失敗談としてあとでウケるな」って考えることで楽になった

今は失敗しても「ブログに書くネタになったし、いっか」程度に思ってます

後から振り返ると、その失敗もかすり傷程度の小さなものになっていたり..

もちろんダメだった分析も大事ですけど、人生ダメな時はダメですからね、仕方ないんですよ

\\\\٩( ‘ω’ )و ////

いちいちウジウジするよりは、すぐに割り切って次に進めた方が良い

ひとり商売、健康とメンタルが一番大事

辛気臭い顔してたら売れませんよ、本当に(笑)

 

自分の変化にいち早く気付くこと

自営業だからこそ、気づけないことが沢山ありました

誰かと一緒に働いていたら

「あれ、〇〇さん最近ちょっと疲れてるんじゃない?」

「最近ミス増えたんじゃない?」

と気づいて何かしら声をかけてもらっていました

自営業、特にひとり自営業はそんな変化もすっかり忘れて没頭しちゃうんです

気づいたら自分で自分の首を締めてたり

血眼になって数字を追いかけてる自分にびっくりしたり

気づいたら「楽しくないな」と思ってたり

おそらく健康に関してもそう..

つい頑張りすぎちゃう自営業、自分の変化にいち早く気づいて、立て直す

私は【自分の黄色信号3つ】を決めているので、それが3つ点灯したら、航空券
を取ることにしています

黄色信号についてはこちらの記事で書いてます↓

お金がなくても、あるだけ全て突っ込んで、休むのです

 

 

開業という人生の博打をすでに始めちゃっている私

何かに「賭けて」人生を良くするというギャンブラーとしての人生スタートです

無理に頑張って商売で破産するより、

お金をかけて休んで、そこからまた元気に頑張って稼ぐ方が性に合っていました

 

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まとめ

最後までお読みくださりありがとうございました

それぞれの方にあった、お店の運営があると思います

それこそ、人の数だけ方法があるとも思います

日本においては割と「常識はずれ」のやり方を取っている、ガラクタやの運営

参考にならないまでも、これから雑貨屋を始める方や、始めて間もない方の肩の荷が少しでも下りるといいなと思います

他にも開業について記事を書いてますので是非(*´꒳`*)

ではまた〜!

>>ガラクタやの開業秘話

>>雑貨屋の開業について

>>雑貨屋 お金の話

 

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-ガラクタやの開業のこと

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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
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