現在の経営のこと

開業してから気づくことがいっぱい!雑貨屋経営あれこれ①

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雑貨屋開業時の失敗談の記事がすごく読まれていて、笑っちゃうことがあります

人の不幸は蜜の味~~

開業しようかなとまず思いついたときに

頭をよぎるワードが「失敗」なのでしょうね

私は能天気だから開業時「やる」事ばかりで失敗とか考えもしなかったです

若いって怖いです(褒めてる

そろそろ9年10年目を迎える雑貨屋経営

思ってたんと違った!!

そんなこと考えもしなかった!!

という話をまとめてみようと思います

ちょっと繊細な?お気持ちの話

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開業は自分が思っているより「たいしたことじゃなかった」

お店やさんを始める側は、覚悟と全財産?を背負って

ものすごい大きな想いを込めて開業するわけですが

お客さんにとってはそんなこたあどうでもよかったりする

これは開業して初めて気づいたことでもあって

例えば「店名」

こちら側が想いを込めてつけた名前だろうがなんだろうが

まちの人たちにとっては

「あの花屋の向かいのさ~なんだっけ?青い看板の店」とか

「店主のおじさんが怖い顔の店」とか

よその家の中でそんな風に呼ばれていたりして

こちらの重めの気持ちとは裏腹に

店は単なるまちの一部であり、通り過ぎるものなんですよね〜〜

もちろん、その中で気に入ってくれた一部のお客様たちの「特別」になっていけたら最高だし

特別に思ってくれるお客さんを増やしていくのが仕事なのですが

それよりも生活の中にさらっとあるお店って

当たり前だけど

評価されたり

いろんな感想を言われたり

雑に扱われたり

めっちゃ見られたり

もっと見られたり

たまには悪口言われたり

壊されたり

ゴミを捨てられたり

飽きられたり

無くなって忘れ去られたり

するんです

もちろんそんな悪い事ばかりでもなく

褒められたり

感謝されたり

癒しになったり

希望になったり

応援されたり

誰かの記憶に残ったり

こちらがどんなに頑張っても、毎日はさらっとして重くなくて、そんな感じなのです

それくらいでいいんだ

むしろそのくらい軽くなくちゃいけないんだというのに気付いたのは

5年くらい経ってからでしょうか

何が言いたいかというと、

店主の想いが強い、重すぎる店って、すぐ消えちゃうかもしくは人を寄せ付けない店になっていく

店主の想いの正体は「自己実現の欲」だったりして、お客さんにはどうでもいいことなんですよね

開業したての頃はみんな気合い入れて頑張りすぎちゃうと思います

それなのにお客さんが少なかったり売上が立たなくてそのギャップに悶々すると思います

最初の頃を思い出すと、もうちょっと肩の力を抜いても良かったんじゃないかなあと思うのです


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消費される感覚にびっくりしたこと

もちろん、物理的に消費をしてもらって成立させるビジネスであるのは

開業する前からわかっていたはずだったし、小学生でもわかることだとは思う

しかしながらお店は同時に、ネガティブな意味でも消費をされて、見世物になって、存在していくということ

こっちに関しては肌で感じるまで全く気がつかなくて

初めて気づいたときには割とショックが大きかったのです

虚しさに似たこんな感情を抱くことになるとは思っていなかったので

(はじめから「おーし、ここで一儲けして人生勝ったるで!ビジネス始めたるでえ!!」ってタイプの人はわからない感情なのかもしれないですね)

好きなもの、愛のあるものを扱うとき

自分が生み出したものを世間に出すとき

それを勝手にカテゴライズされたり

勝手に評価されたり

流行の1ページとして勝手に飲み込まれたり

飲み込まれたと思えば捨てられたり

お店経営にかかわらず、アイドルも画家も音楽家もイラストレーターも

何かをつくって、その他大勢の人たちに見てもらうことになったのなら

このゾワゾワっとする消費される感覚、避けて通れないことなのだと気付きました

そして、それを考えすぎると長くやっていけないことも

また、東京にいるとテレビや雑誌の取材など

メディアのお誘いも多いのですが

向こうの撮りたい画のためにこちらの想いが無視されたり

出来上がった記事を読んだら全然愛がなくて悲しくなったり

「お金ももらえないし、向こうのいいネタとしてただ使われちゃったんだなあ」とガッカリしたり

それでも

先のテーマでも書いた通り、それでいいんだということがだんだんと、わかってきました

まちの中にあって、お店という形をとっていて、誰にでも門戸が開かれているというのはそういうこと

物理的にも、気持ち的にも消費されていくかもしれないけど

それでいいし、それが普通なのだと

それが嫌だったら高級路線にして門戸を狭めたり、予約営業をするような高尚なお店にすればいいわけで

私がやりたかったのはやっぱり「まちの雑貨屋さん」だからなあ、と

それでもお店を開けていれば

消費という単純な言葉に収めきれないようなことが沢山あります

誰かの良い記憶として残ったり

誰かの拠り所となったり

他愛ない会話にお互い元気をもらったり

そんな小さな希望を霧の中から見つけるような気持ちで

そっちにフォーカスしていくのが正解なのだと思うようになりました

※この漫画の店主さんは理想があるのだけどとてもさっぱりとしていて素敵です↓


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まとめ

素人が雑貨屋さんはじめけど、こんなつもりじゃなかったシリーズ

今回は繊細なお気持ち編

色々かけそうなのでまた書いてみようかなと思います

過去の記事はこちら

雑貨屋9年目、店舗も元気に営業中

楽し可愛い通販もぜひのぞいてみて下さいね〜〜

ではまた!





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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
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