こんにちは、ガラクタやのひとみです
雑貨屋経営ブログを始めて1年が経ちました
お店は丸6年が経とうとしています
素人から雑貨屋を始めるにあたって、たくさんの雑貨屋さんを
ときには、遠くからこっそり
ときには、近くから質問責めにして
運営の仕方や、その人のスタイルなどを観察してきました
(^^).。o○(雑貨屋店主には、商売人タイプと、芸術家タイプがいるなあ)
(^^).。o○(私はどっちタイプだろうか‥??)
と私の中(だけ)で話題になったので、記事にすることにしました
これから雑貨屋さんをやりたい!と思ってる方、自分はどっちだろうと想像しながら読んでいただくと面白いかもしれません\\\٩(๑`^´๑)۶////
スポンサードサーチ
商売人タイプの雑貨屋さんと芸術家タイプの雑貨屋さんの違い
別にそんなふうにカテゴライズする必要は「全く無い」のですが
雑貨屋を開業して、維持していく上で
自分のスタイルの確立の仕方
モチベーションの上げ方
を考えたとき、また、自分のことを分析する上でわかりやすい項目だと思ったので
今回あえてこの2つのタイプに分けてみたわけです
- 開業時のモチベーション(目的)
- 顧客のターゲット層
- お店の経営の仕方
- 利益を出していくまでの流れ
- 実際に集まるお客さんたち
- 今後のことで迷ったときの舵の切り方
など、どちらのタイプであるかによって全く違っていると思うのです
二つのタイプに分けるというよりは「自分の起業の真の目的をハッキリさせておく」という方が正しいかもしれない
そして、どっちが良い、という話でもなくて
実店舗を持って雑貨屋をやるのであれば
芸術家のような尖った信念を持ちつつ、ちゃんと利益計算もできなきゃいけない
ということは
両方のタイプの良いところを併せ持っていれば、事業として継続可能なんじゃないか!?
持続可能な雑貨屋を目指すため、あえて2つのタイプに分けてそれぞれの長所短所を探求してみよう、というのが今回の主旨
芸術家タイプの雑貨屋さん
先に芸術家タイプの雑貨屋さんについて書いてみますね
(こちらを先に書いた方が理解してもらいやすいと思ったので)
私が周りの雑貨屋さんを観察していて最初に思ったこと‥
芸術大学出身、服飾学校出身の店主が多い!
また
店主自身がデザイナーだったりハンドメイド作家だったり
アーティスト系店主がものすごく多いんですよね
扱う雑貨も、チェーンの雑貨店とはかけ離れた個性的な雑貨が多かったり
細部までこだわったハンドメイド品が多かったり
店主自身のデザイン、または店主の作ったオリジナルグッズが売られていたりと
とにかく振り切ったセレクトのお店が多い
雑貨屋の内装もこだわっていて、本当にオシャレだったりキテレツだったり、異世界だったり‥
外装、内装の完成度もすごいのです
THE 雑貨屋って感じ!!かっこいい!!
芸術家タイプの雑貨屋さんは、とにかく「憧れ」の対象となるため
「ブランディングがしやすい」という最大のメリットがあると思いました
雑貨屋って、商売って、ブランディングがめちゃくちゃ大事!!!
だけど実際やってみると
小さな個人店自体がブランドになっていくって、もーーーーーーーのすごく難しい
私がいまだに苦戦しているブランディング、芸術家タイプの方はいとも簡単に解決しちゃうと思います
逆にデメリットとしては、完璧に整った異世界の雑貨屋さん、個性的な雑貨屋さんって、フラッと入店しにくい
好きな人は遠くから足を運んでくれるけど、近所の人、歩いている人がフラッと入ることは少ない、入りづらい店になってしまう可能性もあります
皆さんも経験ありませんか??
めっちゃくちゃオシャレだし気になるんだけど、ちょっと高そうに見えるし、なんか敷居が高そうだから入る勇気が出ないな〜ってお店、ありますよね
お客さんも、はじめのうちは身内のアーティスト仲間が沢山来たりして繁盛するのだけど、実は「一般の人が入れない」
ちょっと興味あるけど‥って人が入店しにくいのです‥‥
「わかる人にはわかる」という状態では、経営としては少し厳しいかもしれません
それでも「ブランディング」に成功すれば、どんなに遠くからでもお客さんが集まる「名店」になることも可能で
実際に成功している雑貨屋さんは多くあります
そんな場合、大多数に対しての計画性のない広告は無意味で
「わかってくれる人」を増やすための広告の仕方や、告知の仕方を模索すべきだということになりますよね(^ ^)
もしくは、経営面を強化するために「わかる人にはわかる」というスタンスから離れて店の間口を広げることが課題になるかもしれません
入店しやすいお店にするための店先の作り方、例えば入り口を物理的に広くするとか、広い範囲に広告を出すとか
芸術家タイプのお店は
ブランディング→経営面の補強
という流れで進んでいくような気がしています
それでもその「こだわり」こそが起業の動機であるので
起業して数年の間、軌道に乗らなくて悩んだとき、こだわりを捨てる、というのは自分のスタイルを手放すことになりかねない
それ捨てたら、起業の意味すらないかもしれない
なのでこだわりを保ったまま、少しでも売り上げを伸ばす方法を考えまくるべきだし
内輪っぽい雰囲気が出てしまってるのであれば、もっと一般の人が入れるように工夫してみたり
もしくは軌道に乗るまで時間がかかるということを念頭に置いて、最初は副業やバイトをしまくるとか
解決策の方向性が、決まってきますね〜
スポンサードサーチ
商売人タイプの雑貨屋さん
開業するときに
よーし雑貨屋やって稼ぐぞ!
ちゃんと仕事にするぞ!
というモチベではじめて、沢山のお客さんに来てもらう繁盛店を目指して経営していく雑貨屋さんは「商売人タイプ」なのかなあ、と思っています
雑貨屋を開業する時点で誰しも「こだわり」はかなりあるはずなので
決して商売人タイプはこだわりがない訳じゃなくて
そのこだわりを、多くの人に提示して、間口をできるだけ広くして、商売としてすぐに成り立たせていくタイプを私はそう呼んでいます
でも芸術家じゃないので、内装なんかはそこまで完璧ではないし、陳列のセンスも飛び抜けて良いわけじゃない
むしろ商売として「商品がどんどん動いていく」ので、たまには店内が雑然としていたり
決して、素敵な空間として完璧ではない(←褒めてますよ)
どんどん商品を動かしたり、セールしたり
毎日商品も、店主も、お客さんにも動きがある、商売人タイプ
色々な広告方法を試してみたり
商品のラインナップや陳列も、お客さん目線で色々試してみたり
とにかく入店しやすい雰囲気を作ることに命を懸ける
自分のやりたいことと同等に「お客さんにとってどうか」を考える
とにかく沢山の項目で、お客さんを沢山呼ぶことに全精力を注ぐ、商売人タイプ
メリットとしては軌道に乗りやすい、経営面で良いということがあると思います
(そうはいっても雑貨屋は儲からないと言われる典型的な商売なので、軌道に載せることはそう簡単ではない、ということは念頭に置いた上で‥)
結局商品を売って利益を出していかないと、自己資金はなくなり、お店の継続自体難しくなるので
芸術家タイプとして起業したとしても、継続できるくらいのパワーが付いてきた頃には、気付いたら商売人タイプとして動いているはずなんです
利益を毎月出していくこと、本業の雑貨屋さんとして必要なことを考えると
この商売人タイプの考え方を、していく必要があることに気づきます
デメリットとしてはお店の利益、数字を気にするがあまり、指針がブレやすい
というのがあるかもしれません
飲食店の例えになっちゃうけど
最初ラーメン屋さんだったのが、美味しいけど売れないのでカレーもはじめてうどんもはじめて、もう何屋だかわかんなくなっちゃって
せっかく美味しいラーメンはぼやけて、開業当初やりたかったことは何だったんだ!?という結果になることがあるかもしれない‥
また、間口を広げすぎたり、流行に迎合しすぎると
「別に普通のお店」「あそこの商品どこにでもある」とブランディングに失敗したり
ターゲットを広くしすぎた結果、誰にも喜ばれない、という悲しい結果になることもあるかもしれません
ブランディングや経営面の補強
広告管理や仕入れの調整
集客の仕方や、流行の取り入れ方など
芸術家タイプに比べて、たくさんの項目を同時並行して進めていくのが商売人タイプなのかな〜と、思いました
とりあえずのまとめ
私が思うに、芸術家タイプのこだわりと指針をしっかり保ったまま、商売人タイプの模索をしていくことで雑貨屋の継続は可能になると思っています
個人店は個性が立っていないと生き残っていけないし
だからと言って数字の計算抜きに雑貨屋で食べていくのは不可能で
おそらく両方の才能が必要になってくる
うまくいっている人がよく口にしていたのは
「コアすぎる人たちの語り場になったら、店は終わる」
というものでした
もちろんファンや常連さんを大事にしつつ
雰囲気だけでとりあえず入店してくれた人も快く受け入れて
たくさんの人が雑貨を手に取れる場所が雑貨屋さんであって
そのバランスが、また難儀なのですよね‥
どうやってそのバランスを取ろうと試行錯誤してきたか、今後記事にまとめようと思います〜(`_´)ゞ
今日はこの辺で
ではまた〜〜
>>雑貨屋開業一般