ナマステ〜!ひとみです( ^人^)
インドのデリーといえば旅行者の玄関口
=まだインドに慣れない外国人を狙った詐欺が横行しています
私が学生の頃、先輩は13万のツアーを組まされほぼ一文無しになりました
ネパールで出会った旅慣れしているバックパッカーの男性も、仲良くなったインド人に10万円と荷物を取られたと言っていました
そして現地インドで、高額な詐欺にあった学生さんにもたくさん会いました
お金を払うまで「軟禁された」と話す人も…
そして私も、まんまと詐欺にあいました
「地球の歩き方」でも数ページにわたって「詐欺にあった人たちの話」が載っているし
詐欺のパターンはほぼ決まっていて、知っていれば避けらると私も思ってました
(私が詐欺対策をしまくっている過去記事がありますのでよかったらこちらもお読みください〜)
なぜか、それでも引っかかるんです
本当に、本当に、彼らの詐欺の手口がめっっっちゃくちゃ巧妙!!!
まるでひとつの舞台を見ているようです(´-`).。oO
実際に私が【騙されて彼らのオフィスに連れて行かれるまで】を前編①にまとめました
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デリーの駅やバス停では、警戒MAXで!
11月〜1月のインドは毎日のように霧が発生して、飛行機や電車の欠航や遅延がよく発生します
電車の10時間遅延なんかは日常茶飯事!
私たちの乗る電車も濃霧で遅延しないかと、前日から心配はしていました
当日、朝5時にニューデリーの駅に行き、電光掲示板で「電車の到着時刻とホーム」を確認すると…
「どこにも、載ってない!」
何度見ても、乗るべき電車がパネルに表示されてない
その前の電車も、後の電車も表示されているのに、その電車だけ見つからない
「(あ〜やっぱりキャンセルになっちゃったかな、でも確認しなきゃな)」
そして駅員さんに問い合わせに行こうとしたところ、黒いジャケットを着たインド人が寄ってきて
インド人① 「チケットを見せてください。あ〜この便は霧でキャンセルになりましたよ」
前日から心配していたことだったので私は「やっぱりね」とまず少し納得してしまったんです
これが、失敗のはじまり
※後からわかったことですが、この電車は本当に霧で欠便していたみたい!!
本当はここで 本当の駅のカウンターに行って確認をすべきでした
詐欺師は一人じゃ無い!連携プレーに気をつけろッ!
インド人①「あーこの電車は霧でキャンセルになってますね」
私が少し納得してしまい、さてどうするかと考えていると
同じデザインの黒いジャケットの男がもう一人やって来て
インド人② 「あー欠便になっちゃった電車のことね。次の電車を手配をすれば目的地には行けますよ。ただ、早くチケットを取らないと、あなたと同じように皆乗れなかった人たちでチケットが売り切れちゃうかも!急いで次のチケットを取らないとね」
今度はもう一人登場
インド人③ 「この時間は外国人専用窓口は空いていないから、DTTDC(デリー観光開発財団)でチケットを取って7時にオールドデリーの便に乗れるように手配しましょう」
インド人タクシー運転手④ 「そりゃ大変だ、時間がない!俺がする乗っけてあげるよ。200ルピーでオフィスと、そこからオールドデリーまで乗っけてあげるよ」
ええええええ!!!!!!!
気がついたら大勢のインド人に囲まれている((((;゚Д゚)))))))
そして、なんだか怪しすぎる
(これ地球の歩き方に載ってる詐欺の超王道パターンなんですが、インド人の口が達者すぎるのと、インド人に囲まれてまくし立てられてちょっとパニックに…実際自分がそんな環境に置かれると「怪しい」くらいにしか思わなかったんですよね)
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DTTDC(デリー観光開発公団)に連れて行く=詐欺と心得よ
この時、私は「怪しい」と思って
大きなキャリーケース2つと、前日下痢で倒れて弱っている同行者のモリさんをその場に残し
自分で電車キャンセルの事実を確かめに行きました
電光掲示板にやっぱり電車は載っておらず、駅のチケット窓口が見つからず、ウロウロウロウロ(もっとよく探せば開いてたかもしれない)
どんどん不安になってきた…
「どうしよう、本当に欠便だ」
インド人に急かされていたのもあり、パニックになりながら先程の場所に戻ると…..
キャー!!!!((((;゚Д゚)))))))
私の大きな荷物はすでにタクシーのトランクルームに入れられ
同行者のモリさんはまるで人質のように4〜5人インド人に囲まれ小ちゃくなっておりました
Aさんは英語が全く喋れず、私ほどインドの防犯について知らなかったため、インド人の言いなりになってたみたいです
そもそもこのインド人たちが連れて行きたいという「DTTDC」は、何を隠そう私たちが数日前にアグラ日帰りツアーを利用した旅行会社!
行ったことあるんです!スタッフは地味な女性一人で、外で営業をするような会社じゃないことも自分の目で確認していたんです
↑この記事で、すごい警戒しながらDTTDCに行ってます
それでも疲れてぼーっとしていたので、そんなことにも気付かず…
ああ、本当にバカ!
「疲れ」は判断ミスのもと
同行者を人質に取られ、重くて大きな荷物2つを取り返すほどの体力と気力が私にはありませんでした
1週間のデリーの滞在で溜まった疲れと、早朝の暗さによる「不安」で
今までなら元気にインド人と喧嘩するのに
この時は、諦めて奴らのタクシーに乗り込んでしまいました
「…….終わった」
と思うと同時に
「お金さえ払えば今の状況が終わるんでしょ」
と少し安心さえしていました
そしてついに奴らのアジト「ニセの旅行会社」に到着
奴らのアジト/中が見えないようになってる、ヤバさプンプン!
周りには街灯もなく真っ暗で、奥まった場所にオフィスはあって
「ああー今どこにいるのかもわかんないし、逃げられないわ」
もう腹をくくりました
しっかり写真に納めましたが、すかさず運転手が「おい!写真にとるな!!」と激怒
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前半のまとめ/知っているだけじゃ不十分、常に油断しないこと
私は詐欺対策として、いろんな人の旅ブログを読み込んでいました
特にこのさくら剛さんのエッセイは、騙されたりお腹壊したりの「トラブル記録」なので
インドの怖さを想像させてくれるのに十分でした(著者も下調べなしでインドに渡航してる)
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)
パターンも頭に入っているし、オートリキシャに乗るときでさえ最新の注意を払っていたのに…
それでも騙された私の敗因は
・朝早く頭がぼーっとして油断していた
・本当に私の乗る電車がキャンセルになっていた(ので信じてしまった)
・仕入れ旅のため荷物が多く、フットワークが重かった
・デリー滞在の疲れがピークで、元気がなかった
次の街に移動するのが「夜」だったり「早朝」だったりすると勘も鈍りがち..
ほんと、油断禁物です
他にも睡眠薬強盗や、実家に遊びにおいで詐欺など、いろんなパターンがあります
他のアジア諸国を旅したことがあるから気軽にインドにも行ってみよ〜、は危険
「俺は大丈夫」と強がってる男性だって、知らない国の暗がりで軟禁されて御覧なさいな!
おしっこちびっちゃうよ!
薄っぺらい旅行誌だけじゃ足りないです
地球の歩き方の犯罪被害例など読み込んでからの渡航をオススメします
D28 地球の歩き方 インド 2018~2019 (地球の歩き方 D 28)
インド大使館の注意喚起ページの情報もやくに立ちそうだったのでリンク貼っておきますね
後編は、彼らが高いツアーやチケットを売りつけるまでの小芝居(大芝居)を書いていこうと思います
ではまた〜( ◠‿◠ )