ナマステ〜ひとみです( ◠人◠ )
(ああ、4日入浴していない、入院後のすっぴんを晒すのは大変お見苦しいですが、いい出会いの写真だったので….)
前回の記事で、デリーでまんまと詐欺師に騙され、詐欺師の雇ったタクシーでジャイプルという街に向かいました
でも
タクシー乗ってよかったああああああ
実はジャイプルのホテルに着いて30分もたたないうちに嘔吐と下痢が止まらなくなったんです!!!
もしもあのとき騙されずに詐欺師を振り切って、他の移動手段を探していたら、インドの街中で突然嘔吐してたかもしれない….
不幸中の幸いとはこのこと…!!
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インドの洗礼は突然に…
ジャイプルの予約していたホテルはお城みたいで素敵な場所でした
(私はほとんどそこには泊まってませんが…理由はすぐにわかります)
ジャイプルのホテルに着くなり「なんか、疲れたね」
そりゃそうだ、詐欺師と戦って、悔しくて、重い荷物を下ろした瞬間に「安堵と疲れ」が襲ってきたのだと、そのときは思いました
なんか、気分も悪いな、水でも飲んで、横になるか…
ゴクゴク…
……..う…
オエエエエエエエー(1分もしないうちに)
上から、ジャーーー
下からも、ジャーーー
5分もたたないうちに、オエエエエエ
ベッドに戻る時間すら意味がないくらい、数分おきに襲ってきます
これは全裸でトイレに泊まった方がいいな…
旅行者のみんなはこれをホテルで寝て治すって本当なの??耐えられないんですが…
同行者のモリさんが、デリーで下痢をした時にもらった抗生物質があったな、と思い出し、もらって飲んでみました…
すぐに薬、そのまま出てきちゃった(上から)
インドの下痢は、何に例えようもないほど酷い
と聞いていたけど、私、この感じ、身に覚えがある…
ノロウイルス!!
ノロウイルスの辛さに、似てる
ノロウイルスに感染したときも注射一本で嘔吐はおさまったので、病院行ってサクッと治したい!上も下もゆるゆるのまま、外に出てオートリキシャを探しました..
誰か….!!!
あたりを見回すと、1代のリキシャが…
「ハロ〜☆マダム☆リキシャー??」
超〜陽気なおじちゃんキターーーー(真ん中が、陽気なおじちゃん)
超陽気なインド人に助けてもらう
「びょ、、病院に行きたい…..」
「OHッ!それは大変だマダム☆今俺が助けてやるからな☆外国人が行けるような綺麗な病院に連れてってやる!」
「そ、それはありがたい….!是非、綺麗なとこで頼みますよ!」
おじちゃんが連れて行ってくれた病院は、なんと昼休み中
そんな時でもお腹はギュルギュル、今にもどこかの穴から何かが出てきそうッ
おじちゃんは気にせずズンズン中に入って行って
「おーーーい!!ジャパニが大変なんだ!今すぐ診てくれ!!今すぐだ!」
看護師さんと、何やら交渉までしてくれてすぐに血液検査と点滴を受けることができました
おじちゃん、ありがてえ…朦朧としながら、眠りに落ちてしまいました(_ _).。o○
目が覚めると…..
「マダ〜ム☆ああ、かわいそうに、具合はどう??☆バナナいる?僕のことはインドのパパだと思って!なんでも頼っていいからね☆ああ〜ッ、可哀想に」
なんとも喜怒哀楽の激しいパパ
ドクターがやってきて検査結果は細菌性の胃腸炎、コレラもチフスも大丈夫、とのお告げがありました
「でも数日入院してね」
「入院…..」
ホテルにいても辛いだけだし、何も食べられないから点滴をしてもらってる方が回復は早いかな、と私は入院を承諾
孤独な入院生活、始まる….
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インドの病院はとにかく孤独
同行者のモリさんも、陽気なパパも帰ってしまって、ついに一人きり(1人部屋です)
たまに点滴を変えてくれるのは「サリーを着た普通のおばちゃん」
いや、看護師さんなんでしょうけど
日本の看護師さんみたいに「〇〇さん〜どうですか?痛いですか?」とか優しい言葉は
「1 ミリ も かけて くれない !!!」
無言、無表情のまま去っていきます
「看護師さん、ト、トイレットペーパーがないので欲しいんですけど」
と言ったら無言でどこかに行っちゃって
ドアが開いたかと思ったら「ポイ」とトイレットペーパーが投げられました
優しくしてよおおおおおおおお(;ω;)
時計の音だけがチクチク聞こえるだけの小さな部屋で、とにかく寝て寝て寝て、トイレに起きて嘔吐と下痢、誰もいない部屋でまた眠りに落ちます
他に誰か入院患者はいるんだろうか??
なんの音もしない…..
怖い…..
夜中だけど当直とかいるんだろうか??インドだから皆適当な時間に帰っちゃってない!?!?
そんなことばかり考えながら、また眠りに落ちました(( _ _ ))..zzzZZ
(死人の顔なので、加工失礼。こんな時の写真を撮るとか、同行者のモリさんは悪意がありすぎる)
入院生活2日目
ウ○コが緑色になっていました…(ドクターに聞いたら薬のせいだと知ってホッ)
ちなみに次の日は青色になっていました….
「黄色にもなるよ☆」とドクター
インドの薬やばい…
朝、カーテンも閉まったままの暗い部屋でボーッとしているとドアが開いて
「ハロ〜☆」
パパ!!!!!!ちょっと照れながら、ドアの隙間から手を振る可愛いパパ
息子と、モリさんもいる!なぜ皆一緒に??
「みんなでお見舞いに行こうと思ってね、君たちのホテルに行ったんだよ☆モリという客はどこの部屋に泊まってるんだ??ってスタッフに聞いたら、不審者だと思って追い出されちゃったんだ☆ホテルに近づくだけで怒られるから、ホテルの前の道で座ってたら、モリが丁度外に出てきてラッキー☆で、お見舞いにきたのよ」
追い出されちゃったんだ…..(笑)確かにパパは身なりも綺麗な方じゃないもんなあ、どこか怪しいし
パパは隣のベットに腰掛けて、ずっとニコニコしてる
息子も腰掛けて、この街のことを色々教えてくれました
「インドの医者は長く入院させてお金を取りたいだけだから、体が元気になってきたら自分から退院した方がいいよ」
「うん、わかった」
でも孤独だったから、こうやってお見舞いにきてくれて、嬉しいなあ( ´ ▽ ` )
ちなみに、陽気なパパとその息子は、その後も毎日お見舞いに来ました
(看護師さんたちは正直、パパを病院に入れたくなさそうでした。そりゃそうだよね、私と何の関係もない人を、普通病院に入れないよ、危ないもん)
ひょっこり「ハ〜イ」とドアが開いて
毎日毎日、隣のベッドに腰掛けて、ひたすらニコニコしていました
パパにどれだけ癒されたことか
パパがいなかったら、インドで、くじけてました
入院生活は暇すぎて、1日20時間くらいは寝て過ごしていた気がします
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インドの病院食は、プレーンヌードル……?
2日間は何も食べられず。3日目、ドクターに病院食を出されました
「少しずつ胃を動かしていった方がいい、プレーンヌードルを用意したから食べてみなさい」
「はーい」
とはいえ吐き過ぎで、ずっと胃がズキズキ、体験したことないほど痛いです
プレーンヌードルって、素うどんみたいな感じかしら?それなら食べれるかも〜
と呑気に喜んだ私….
ど こ が プ レ ー ン じゃ ッ !!!!!
超 マ サ ラ 超 カ レ ー 味 だ よ
もちろん、一口も食べられませんでした
スパイシーは胃にしみるのです
次の日も「プレーンお粥」という名の「マサラ粥」を拒否した私
ドクターが近くの売店に「クッキーとバナナ」を買いに行ってくれました
クッキーとバナナ、うまい……..( ; ; )3日ぶりの食事でした
クリスマスにやっと退院しました!!
病院に3泊し、やっとご飯も食べられるようになったので、自分から退院を申し出ました
次の日には電車も予約してあるし…
息子ちゃんの言うように、ドクターはいつまででも入院させたい感じだったから…
薬をたくさん処方してもらい
久しぶりに日の当たる場所へ…
ちなみにお風呂に入らせてくれる気遣いも皆無だったため、ほぼ4日入浴できず
寝すぎて浮腫みまくった顔の私に、陽気なパパは
「メリークリスマス☆」とサンタの帽子をくれました
そして退院記念撮影☆
詐欺師に騙された後に、こんなに優しいパパに会えたなんて、神様も捨てたもんじゃないな
神様、といってもパパはヒンドゥー教だし今日はクリスマスだし訳わかんないけど
ま、いっか
もちろんパパは、最後まで高額な請求なんてしてきませんでした
相場より少し高めの、数日分のリキシャ代を払うと
パパは少し悲しそうな顔をしました。でも、何も言わなかった
本当はお金をもっと、倍くらいくれると思ってたのかな…
やっぱりお金沢山欲しくて、優しかったのかな…
お金を沢山払って、感謝を表すのが、果たして正解なんだろうか??
ちょっと複雑な気持ちになりながらのお別れです
インドでは、何度も、こんな複雑な気持ちになりました
が、そんな凹んでいられないのも、インド
また気合い入れ直して、次の街への移動が待ってます
寝台車を予約してたので、結局ジャイプルでは「病院」にしか行けませんでした
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次の街、ブッダガヤへ
最後までお読みいただきありがとうございました〜
次回は寝台車で、ブッダが悟りを開いた街「ブッダガヤ」に向かいます
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では、また〜( ´ ▽ ` )ノ