こんにちは!ガラクタやのひとみです
東京に実店舗を持ちながら、雑貨屋開業ブログを書いてます
これから起業したい人たちそれぞれの「成功」の定義が違ったら、進むべき方向も違ってくるよねえ‥ということに気付いた今日この頃です
私が開業した当時、自分の中で
お店経営がどうなれば成功なのか?
お店がどんな形になれば満足なのか?
そんなこと、考えてもみませんでした
でも
開業してしばらく経ってお店の方向性などに迷ったとき、自分の「成功ライン」が決まっていないと舵が切れないことがあった!
それを軸として持っていた方が、いろんな場面で舵を切りやすいことに気付きました
スポンサードサーチ
「事業成功」の線引きは人によって違う
先日のこと
カフェを経営している友人がネットニュースに良い形で取り上げられたので、その記事を読んでいました
コメント欄には様々な意見が‥
- 多店舗展開しなければ成功すると思いますよ
- カフェなんて成功しない。カフェなんて節税対策にやるもんだよ
- 勝算あるのかよ、この規模じゃ食っていくので精一杯だろ
などなど(・・;)
まあ、大々的に取り上げられると、様々な意見が飛び交いますよね
でもなーんかモヤモヤする
なんでだ???
人のいう「成功」って、本人が望んでいる「成功」なんだろうか??
その記事のオーナーは私の友人なので、その人が「カフェを多店舗展開して、ひと儲けしよう」「もっと大きな事業にしていきたい!」と思っているわけじゃないことを知っています
カフェと、いくつかの事業をうまく掛け合わせて、なんとか生計を立てることができているし
自分の目の届く規模の事業を、細く長く続けていきたいと思っている
その人は自分自身の「成功のライン」を持っているはずなのです
他人が色々言ってんじゃねーよ(^ ^)←モヤモヤの原因はこれだったのか
ということで、自分の成功ラインはどこなんだろう、と考えはじめたのでした
事業の規模をどうするのか
社員を雇うのか雇わないのか
〇〇を取り扱うのか取り扱わないのか
お店のターゲットをどういった層にするのか
などなど
成功ライン=理想的な形 として自分の中に芯として持っていることで決断時の判断材料になるんだ‥!!
儲かれば成功‥じゃないこともある
儲かれば成功、と誰もが思いますよね
でも自営業の人たちの話を聞けば聞くほど、そんな簡単なものじゃないんだということがわかってきました
例えば
とある飲食店、あるときテレビに取り上げられたことで急にお客さんが増えた
今までは儲かっているとはいえないまでも、常連さんたちに囲まれてのんびり営業していたのに
突然たくさんの新しいお客さんが来て、お店はてんやわんや
お店でゆっくりできなくなった常連さんは少しずつお店を離れていき
店の店主は「なんか違う‥」と思い始め、自らお店を閉めることに
なーんて、よく聞く話です
個人事業は、経営不振以外にも店主自身の気持ちで店を閉めることもあるということのひとつの例でした
インドのトゥクトゥクおじさんたちは、今日の目標額稼いだらさっさと家に帰る
私自身は「意地でもお店を続けたい」とは思っていないので
「辞めたいときゃ辞めてもいいんじゃね」という意見‥
でもまだ経営を楽しめる段階で、舵切りを間違えたくはないものです(/ _ ; )
スポンサードサーチ
自分が成功と思えるラインはどこなのか?
私にとっての「成功ライン」を考えてみました
「どんな形であれ雑貨屋で食えること」
「楽しみながらお店経営ができること」
「自分の好きな品を扱えること」
よって、あまりに多忙すぎて心身ともに落ちているときは「楽しめてない、これじゃ失敗だ!」となるわけで
あえて仕事を減らし、売上も減らし、軌道修正してきました
私が自営業なのにお店を閉めてまで旅行に行ったりするのは、バランスを取り戻すためでもあります
こちらの記事でも書いたことがあります↓
さて、
約6年間お店を経営してきて、自分は今成功ラインに辿り着いたのだろうか‥??
合格!(自分に甘い)
貯金はできないけど、なんとか食えているし
お店は小さいし、誰も雇ってないけど、特に問題もないので成功ということにしておいて、これからまた頑張ろう(^^)
という感じです(自分に甘い)
今後は【雑貨屋でなんとか食っていくことの現状維持】が目標
不安定な自営業、継続することは立派な前進です
現状維持のみで、事業を大きくしない理由は
- 自分は何人ものスタッフを抱えて経営していくようなリーダーには向いていないこと
- 自分の目の届く範囲の事業がやりたい
- 大きな事業にする=もっと大量の商品を売りまくる「大量消費スタイル」が合っていないこと
など
本来ならば、事業は常に規模を大きくしないと継続が難しいと言われています
個人店であっても「販路を大幅に増やしたり」「もう一つ店舗を持ったり」することが事業継続のミソなのです
(だからチェーン店は、どんどん店舗が増える)
‥
‥‥
‥‥‥
うーん、本来の「ビジネス」というものは私には合わないのかもしれない_(┐「ε:)_
何年も経営してみて、私はそもそも「商売」にあまり向いていないことがわかってきてしまいました
「私とせいかつとしほんしゅぎ」に関してはまた別の記事で書いてみようと思います
ビジネスに向かない店主の雑貨屋がどんな形で継続していくのか、どうか見守っていてくださいね〜
まとめ
珍しく自分語りをしてしまったような気がします
ちょっと恥ずかしい‥!!(o^^o)
でも開業すると、通りすがりの人やら、たくさんの人の目につくわけで
色々と勝手なことを言われたりもします
自分の中での基準をしっかり持っていれば、そこでもいちいち傷ついたり迷ったりしなくて済む
また、迷った時にはそれを基準に判断することができて、気持ち的にもスッキリするはずです
【自分に合った開業】という点ではこの本がとても面白かったのでよかったら読んでみてください
この本の読書感想文みたいなブログの過去記事↓
これから開業される方は、頑張ってくださいね!
では今回はこの辺で〜