ガラクタやの開業のこと

しょぼい起業で5年生きてきて。著者えらいてんちょうに言いたいこと

投稿日:2019年1月25日 更新日:

こんにちは〜ガラクタやのひとみです

5年前に雑貨屋を開業してから今までのことをブログにしています

最近、ネットで話題の「しょぼい起業で生きていく」を読了


→しょぼい起業で生きていく←

読み終えて、著者のえらいてんちょうさんに、ひと言いいたい!

 

 

素晴らしかったです!

言語化してくれて本当に本当に、ありがとうございます(^人^)

 

 

たまたま私と同じ時期に起業していたえらいてんちょう、通称「えらてん」さん

生き方の指針といい、起業のカタチといい、共感ばかりでした

私も100万円以下で雑貨屋を開業した「しょぼい起業」経験者。このブログもその記録を綴ったものです

私は雑貨屋開業のモデルのひとつとして自身の開業について記録してきましたが、ここまで生き方のモデルとして「しょぼい起業」を分析し、誰にでも伝わるように言語化することは私にはできませんでした

彼は本当にクレバーなんだと思う

 

 

今回は、この本の感想を含め「私」のしょぼい起業についてや、私から見る彼らの起業の上手な点をまとめてみようと思います

本の内容と照らし合わせて書いていきますので、まだ読んだことのない方はぜひ同時に読んでみてください。ほんと、おすすめの本

 

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しょぼい起業は「逃げること」から?「プライド」の話

えらてんさんもなかなか社会に馴染めず、就職組とは離れて起業を選んだのだそう

私も中学生の頃から「私に就職は無理だ」と断言していたほどで、これは自営業しかない、と思い一念発起したのでした

こちらの記事でガラクタや起業のキッカケを書いてます

 

本の中では「苦手なことから逃げて、起業した」「皆が自分のできる範囲のことをやればいい」「自殺したり、病んでいくくらいなら、逃げればいい」と綴られており、私も大いに共感

一緒にしてしまったら失礼かもしれませんが

彼も私も「形はしょぼい店でいいから、とにかく開業する」ことを選びました

ガラクタやも開業時は、めちゃくちゃしょぼい雑貨屋でした(というか最初はリサイクルショップだった)

こちらの記事でも書いてますが、内装も外装も什器にもお金をかけず、中途半端な状態でのスタート。当時の写真も載せてますが、雑貨屋と呼ぶにはひどい有様でした

 

私が当時ぶち当たったのが「自分のプライド」問題

しょぼいお店を出したことで、少なからず「劣等感」に苛まれたんですよね

私は割と完璧主義な性格

そしてネットを覗いてみればキラキラと素敵なお店ばかり..

自分が生きていくためのお店であり、食べていければいいんだと理解していても、理想に描く素敵な雑貨屋さんを妄想しては、目の前のしょぼい起業にがっかりしたのでした

でも現実の自分は若くてお金も経験もない

ここから、始めるしかない

「できることから」でいいんだ、と理想に一旦蓋をして進んでいくのに少し時間がかかりました

しょぼい起業において、理想や夢を持って進んでいくタイプの私のような人はまず自分のクソみたいなプライドや劣等感と戦うことになるかもしれません(笑)

はじめはしょぼい形で始めた雑貨屋ですが、今では「素敵なお店ですね」「大好きです」と言っていただけるようになりました

しょぼい形、中途半端な形で始めたことによって、店の運営は「余白だらけ」だった。でも余白があったおかげで試行錯誤してみたり、新しいことをはじめるのに丁度良かったんですよね

開業時、店への憧れが大きい人へ

憧れと自分の能力の差に愕然とするよりはまずは開業しちゃって、だんだん憧れていた形に作り変えていくのもひとつの手です( ◠‿◠ )

お店自体が愛されれば、店の変化をお客さんは応援してくれます

「このお店がどんな風になっていくのか、楽しみだ」と言ってお金をおとしてくれるお客さんはたくさんいます

例えば内装がオシャレなカフェへの憧れが捨てきれないのなら、居抜きの前店舗の備品をそのまま使って開業しちゃって、徐々に、売り上げが多い月に、素敵な椅子をひとつずつ変えていけばいい

お客さんも「お、今月は調子良かったんだ、この椅子いいじゃん。全部この椅子で揃えられるといいねー」なんて言って次の日も来てくれるかもしれません

そういうコミニュケーションこそ、自営業にとって小さな幸せのひとつだったりしますから

 

私がしょぼい起業で稼いだ、お金以外のもの

しょぼい起業で生きていく」の中で私が一番うんうん唸ったのが

生きていくためにお金以外のものも稼いでいく という考え方

例えば飲食店をひらいたら、そこは屋根もある立派な寝床になるし、食料だってあるから死ぬことはない。生きていける。リサイクルショップだったら自分の家電家具は本当に安く手に入るし、ゲームだって安く手に入る

「お金」は必要なものと交換するためのツールであり、必要なものそのものが手に入ればお金が生きていけるというわけ

 

 

飲食店じゃない「雑貨屋」はお金以外に何を稼ぐことができるの?

私はえらてんさんと違い女子であり、月に一度ほど「物欲の波」に襲われることがあります

可愛い雑貨を手にして「わあ!」と興奮することだってたまにはないと、なぜだか哀れな気分になってしまいます

生活に少しばかりの「華やかさ」が欲しいんです。女性には共感していただけるはず..

でも雑貨屋を開業すると、物欲を全て「仕入れ」にぶつけることが出来ます。大量に仕入れる時のアドレナリンは半端じゃありません

そしてそのせいか、私は自分自身のための買い物はほとんどしなくなりました

正確に言えば、仕入れと一緒に「これ欲しいな」と思ったらもちろん原価で手に入れて家に飾っているのです

お洋服も、古着や、メーカーさんから仕入れたものが手に入ります

だから私の住処は安いアパートながら、雑貨に囲まれたお気に入りのお部屋です

他の趣味は読書や市民プールに言ったり、お店にはボードゲームも置いているし、娯楽費というのはほとんどかかりません

そうです、雑貨屋が稼ぐことができるのは「娯楽」です

飲食店はもちろん「食料」を得ることができますが、なんと、雑貨屋さんも食料を手にすることができるんですよ..!

私が開業当初お金がなかったのに肥えていった話をこちらの記事で書いていますが..(これは近所のおじいさんからの食料の話)

私は月一くらいで、近所に住む大家さんから「作りすぎちゃったから..」とお夕飯をパックに詰めたものを頂戴します

お正月に営業してみたときは「せっかくのお正月なんだから」とお雑煮とおせちをいただいたり

大家さんのご飯は、お涙出るほど美味しいです。「美味しい!まじで美味しいです〜私大家さんのご飯大好きです〜!!」とお伝えすると大家さんも喜んで「またいっぱい作っちゃったらあげるね」と言ってくれたり

 

 

「今日は買い物できないけど、その代わり、これ」とお客様からお菓子の差し入れをいただくこともあります

ツイッターで「風邪ひいて」とつぶやいた時には「栄養ドリンク」

「最近疲れが取れなくて」とこぼしたら「なんか苦い漢方茶」

「二日酔いで..」とこぼした時には、近所のおばちゃんはわざわざ家に戻ってお手製の野菜スムージーを持ってきてくれたりと

すぐ思い出せるだけでも沢山あって、思い出すだけでジワジワと嬉しくなります

本当に、ありがとうございます

その代わり、私はこの街でお店を存続できるように頑張ります

個人商店でのコミニュケーションって、平成の世の中で私たちが失っていた安心感じゃなかろうか

食料やコミニュケーションの他にも、ちょっと使いたい工具があったら借りにいけたり、いい病院を紹介してもらえたり

コミニュケーション、借りること、紹介など、今や全てネットで「お金」をかけて購入するものでもあります

それが全てスムーズに手に入る利便性

それが自営業の稼ぎでもあるんだと、数年をかけてわかってきました

 

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えらてんさんのコミニュティ形成術をマネできなかった私がしたこと

えらてんさんはSNSを上手く使ってクラウドファンディングをしたり、自店をブランディングしたりするのがとにかく上手い!!

ネット上でのコミニュケーションも、現実でのコミニュケーションも、両方充実させることが出来ている

私はこれがものすごく下手だったのですが..

この差ってなんなのか??ということを考えてみました

 

 

著書を読む限り、ちょえらてんさんは「人の集まる場所を作ること」に重きを置いているのがよくわかりました

これは、私にはマネ出来なかった点

彼らの経営する(私が、彼ら、と複数形で書くのは、えらいてんちょうさんのコミュニティーの中で続々と飲食店を経営する方達が出てきたから)飲食店という形態は、人の集まる場所としてすごく適切だと思います

小さな店舗だからこそ隣の人との会話が生まれたり、イベントを開催することで考え方の近い人たちが集まったり

 

でもそれって、他の飲食店も同じじゃない?

他の一般的な飲食店にはないコミニュティを形成してこれたのはなぜ?

 

それは「しょぼい起業」「働き方」というテーマを皆で共有したり、イベントをお客さんに企画してもらい、そこから人と人をとにかく結びつけてきた結果、どんどん人が繋がって、大きなコミニュティへと変化していったからだと思いました

 

 

雑貨屋界隈でも、人気店には必ずファンの方達の見えないコミニュティみたいなものがあります

見えないけど、同じ空気を共有しているな、って雰囲気が必ずあります

この空気を形成するのが事業を継続させる秘訣なのかも!?と私は密かに思っているほど..

 

 

しかしながら私はこれがすごく苦手でした

扱う雑貨のジャンルが多岐に及ぶことや、客層も幼児からおばあちゃんまで、広すぎることが原因だったのかもしれません

「誰ともつるめないよ..」と自分のコミュ力の無さにがっかりしながら、でも、自分なりの方法で色々な場所に首をつっこみました

練馬まちづくりセンターの活動に参加して、ガラクタやのある江古田の街の活性化に向けて頑張ってみたり

お客様として繋がった演劇活性化団体uniさん、アニメ作家のPisoStudioさんらとイベントを企画したり

多方面に渡って小さな活動を、ちまちまと3年ほど続けました

えらてんさんの活動に比べて、効率も悪く時間もかかりましたが、今では江古田の街のコミニティーになんとなく参加することができたと思います

関わりのあった方達は何かあればお買い物にきてくれるし、街の中での良い口コミや、イベントのお誘いなどなど

彼らのコミニュティほど大きくも、同じテーマを持ってもいないけれど、小さな繋がりが沢山できたことで、小さな街でうまく雑貨屋を運営できるようになってきました

トークイベントに読んでいただいたり

まとめ

えらてんさんのような新しいことを提案する「メンター」のような人が出てくると、必ずそれに続け続け!という動きが出てくるはずです

頑張ってマネしているのに彼のようにうまくできない..と落ち込むこともあるはず

でも、えらてんさんが伝えようとしているのは

自分ができることをやればいい、できないことはできないまま、そのまま運営できるようなシステムや人脈を作ればいいということであり、

そのままマネするんじゃなくて、その人それぞれのやり方でピタリとハマるものを探していけばいいんですよね

それを言葉にしてくれたことで、これから起業する人にとって肩の荷の1/3は降りたようなもの!

いやあ、参りました

ほんと、賢い

私の開業ブログなんて、全然うまく伝えられていない。精進します..!!

ということで今日はこの辺で。ではでは〜


しょぼい起業で生きていく

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【貧乏なら雑貨屋をやればいいじゃない。】ブログ過去記事

>>ガラクタやの開業秘話

>>雑貨屋開業いろいろ

>>雑貨屋とお金のこと

>>ダメすぎる雑貨屋店主のこと

 

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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
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