こんにちは!ガラクタやのひとみです
雑貨屋開業ブログ2年目、雑貨屋実店舗経営は7年目に突入しました
もう7年も経ったのか‥
恥ずかしいけど、正直まだまだジタバタしているな‥
今回は、7年経っても初めてのことだらけで奮闘している話を書いていこうと思います
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雑貨屋、はじめての海外出店 in 台北
2019年12月に台湾、台北のヴィンテージショップの一角をお借りして日本のレトロ商品を販売するイベント「復古小物百貨vol.4」に出店してきました!!
ここ数年お世話になっている大阪のレトロ雑貨店「PiNS!」の店主さんが毎年出店しているイベントの第4回目に呼んでいただき
3日間にわたるイベントの日時が決定したのが、2019年夏頃の話
まず戸惑ったのは
海外の物価や価格帯について
例えば日本で300〜500円の相場のものがあったとして、それは海外でも同じ相場なのだろうか??
海外の雑貨の物価の平均価格みたいなものはあるのだろうか??
日本から持ってきました、というだけで付加価値があったりもするのだろうか??
全ッ然わかんね〜〜〜
過去に数回の出店経験のあるPiNS!さんに相談すると
「日本とだいたい同じくらいの値段か、もしくは1、2割乗せても良いかもしれませんね」とのこと
ウンウンなるほど‥
価格帯はなんとなくわかったとして
海外で需要のある商品ラインナップはなんだろうか??
PiNS!さん
基本的に「レトロ」という概念は、日本が一番広いのである
今やサブカルチャーも含めれば、戦前ヴィンテージから平成世代の商品までがレトロとして各所で人気があるのは、日本くらいのもの
ヨーロッパでは古ければ古いほど価値がある「アンティーク」「ヴィンテージ」の文化は広く受け入れられているものの、ガラクタやの扱う80年代90年代00年代といった割と近代の商品にはまだまだ価値がついていないし
アジア圏も同じようなもので
そもそもアジア圏は「リサイクルショップ」とか「リユース」という文化自体が希薄なんですよね
そんな中、世界各国の珍品、日本のレトロの広すぎるうちの店のラインナップの中から私は何を売ったら良いのだろうか‥???
全然わかんね〜〜
わからないまま、秋になり、冬がやってきました
どうする私??
不安で吐きそうだった準備の話
私はチキンなもので、初出店で大コケ(売れない)するのが怖かったので
戦前ものから平成ものまで、人気アニメの商品からニッチなものまで
低価格隊のものから、数千円のものまで価格帯も幅広く
とにかく各種を網羅した雑貨のラインナップで、日本を出発しました
最後までどんなものが海外で受け入れてもらえるのかわからなかったな‥
その上、自分の稚拙な英語力、全くゼロの中国語知識‥
商品の説明求められたら、うまく喋れるんだろうか‥??
不安しかない‥
不安で吐きそうだ
ひとりで開業するくらいだから図太い人間だと思われがちなんですが、私、めちゃくちゃ不安症なんです
準備万端で挑まないと不安で仕方なくなっちゃうタイプなんです
もう今回は「市場リサーチしてくる!!」という目標に方向転換さえしていました
失敗したら、観光してくりゃいっか!!
メンタルの自己管理だけは最近しっかりしてきたので、なんとか心身を立て直し、腹をくくって出発です
荷物は合計35キロでした↓↓
ちなみに台湾は何度か旅していたので、地理や向こうでの滞在に対しては心配ゼロ
これが初めての国だったら、ストレスも100000倍だったと思います
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3日間のイベントスタート!!
会場となったショップのオーナー夫妻がとても良い方達だったので、まずはひと安心です
台湾のSNSは主にFacebookが中心で(アジア圏はまだまだFacebook文化が根強いですね)イベントの広告ももちろんFacebook
また、会場近くで日本語教室が開催されていたこともあって日本の文化に興味がある人たちがドッと会場に訪れた時間帯もありました
前掛けめちゃくちゃ気に入ってもらえた!
店内は英語、中国語、日本語、〇〇語(近所の外国語教室の方がまとまって来店してた)が飛び交うかなりグローバルな感じ
日本の古いものについての熱い愛を語ってくれる人もいて、お国は違えど同じ趣味を共有するのっって幸せだな〜と実感しました
楽しいながらも常に言語に集中しなきゃいけなかったので、夜にはグッタリでしたけどね‥
出店を終えて
儲かったんですか??
と聞かれたら
ぼちぼちでんな!!
というのが正直なところ
飛行機代や宿泊費はペイできてひと安心したものの、儲けは日本のイベント出店と比べるとどうしても少ないものでした
やはり海外出店でネックなのは「飛行機代と滞在費」だなと痛感!
もう少し利益が出れば、日本で出店するのと同じくらいのフットワークでまた出店できると思います
そんな今後の計算をする意味でも、この経験は貴重だったかも
台湾のお客さんたちには全くウケなかった商品もあれば、ドンピシャ!という商品もあった
そんな市場調査ができたことが今回の1番の収穫かもしれません
日本のアニメの認知度や、企業モノキャラクターの人気度など
お客さんと会話する中で「なるほど〜」の連続
しかしながら、日本でも出店会場やお店の土地柄によって客層が違ってくるのと同じで
同じ台湾の中でも開催地や会場が違えば、今回のリサーチが生きるとは限りません
ひえ〜
難しい〜
効率的に、ビジネスとして完全に成り立たせることだけを目指したら、多分台湾には行っていないし、今後も行かないかもしれない
それでも私が参加するのは
めっちゃ楽しいから
大人になって「初めての体験」が減り続けていく中、自分の仕事の中には「初めてのワクワクする出来事」が満載だし
試行錯誤しながら、仕事としての利益のバランスを取っていくこの作業こそが、楽しいから
出店後も数日台湾に滞在して、仕入れも頑張ってきました
滞在は計1週間。疲れた‥けどアドレナリン出まくりの、楽しい旅になりましたとさ!
ちなみに帰りは50キロ!(仕入れをしたので行きよりだいぶ増えてる‥別途15キロ船便で発送済み)
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まとめ
今回の出店を引っ張ってくれた大阪のレトロ雑貨屋PiNS!さん(大阪天満橋に実店舗があります、また関西方面で毎週イベント出店をされています)
本当に色々とお世話になりました〜〜(^人^)
彼のお店、もちろん日本の昭和レトロ雑貨の品揃えも一級なのですが
台湾のヴィンテージ雑貨店の情報や台湾レトロについてとても詳しいので、台湾の雑貨屋情報が気になる方はフォローしてみてくださいね!
ではまた〜
今回は店主の感想文的なブログでしたが、普段は雑貨屋開業に役立つ?記事を書いてますので是非過去の記事も読んでみてくださいね〜