こんにちは〜ガラクタやのひとみです
前回は開業1ヶ月目の売り上げをお恥ずかしながら公開しました↓
あれじゃ正直食べていけない額だし、商売としては全く成り立っていないのですが
とにかく「ど素人」から開業したので自己評価は「まあ、良し」です
誰でも最初は一年生〜♫だもんね
2013年に開業して、最初の1年間の間に気づいたこと、変わったこと、どんな生活をしていたかを書いていこうと思います
お金がない時期のことも、書いてます
1年目に思ったことを一言でまとめるなら
書を捨てよ、町に出よう
寺山修司じゃないけど、やっぱり座学より実際やってみてわかることが多かったです
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雑貨屋をはじめてみて気付いたこと
①ひとりで仕事をするって、孤独!
お店のこれをこうした方がいいかな、とか
あれを試してみようと思うんだけど、とか
ひとりでお店を切り盛りすると、相談する人がいないことに気付きました
友人に相談するにも、やっぱり相手が会社員だと伝わらないことばっかり…
不安や「最近売れなくて..」みたいな愚痴をお客さんにするわけにもいかないので、
だんだん心が病んでいきました…!
今現在は同業のお友達ができたり、たまには旅に出たりして自分で心のバランスが取れるようになりました
【ひとりで悩んで、毎日ジワジワとメンタルをやられる】
個人事業主、フリーランスの人が仕事に没頭して陥りがちなことだと思います
家族がいたらまた違うのかも知れないけど(私は独身なので)
ひとりって、気楽なだけじゃないんですね…
小さくはじめる起業の教科書 自宅をオフィスに! ひとり起業の立ち上げ方・続け方
②ものを売るだけじゃない、お店の役割
「お店」には本当ーーーーーにいろんなお客様が来ます
近所の子どもたちの話し相手になったり
おじいちゃんおばあちゃんと世間話をしたり
私の顔をみにくるだけの人、買い物ついでに何か話したいことがある人
疲れてる人、いい事があって誰かに話したい人
当たり前だけど、周りの人にとって
お店=いつでもそこにある場所
動かずそこに存在してるって、どっしりした安心感があって良いですよね
出来るだけそれを長く続けていけたらなあ、と生意気にも思うようになりました
今、だんだんお店が忙しくなるにつれ、お客さんと無駄話する時間も減っ的て染まってるので
この初心を忘れないでいたいもんです(´-`).。oO
③人の立場で考えるのって、難しい
元は素人だったはずなのに、雑貨屋になったら「店側の視点」でものを見るようになってしまいました
だから「どうやったらお客さんが入りやすいお店になるのか」とか
お客さん目線で考えるのって難しい
自分の立場でしかものが見れないことは、お店屋さんにとってよくないことでした
まだ25歳と若かったし「自分のやりたいように」やってたけど
それじゃあなかなかいいお店にならない、お客さんも増えなかったです
なんとかしなくちゃ、と思い
客観的にお店をみてくれる知人にアドバイスを求めました
アドバイスを素直に受け止めてから、お店は劇的によくなっていった気がします
「自分の判断」なんて頑固なだけでアテにならないんですね〜
特に「店内の明るさ、暗さ」「清潔さ」「雰囲気」「入りやすさ」なんかは客観的にみてもらうのがオススメです
地方でひとりで起業する! (オープンマインド式ウェブ集客術×ランチェスター接客術の経営戦略)
雑貨屋をはじめて変わったこと
①人との距離の取り方がうまくなった
最初の数ヶ月は、お客さんの話を「超全力で」聴いてたんです
なんて返事してあげたらいいのか、気を遣いながら
でもね、一日中それをやっていると心が持たないことに気付きました!
今は気楽に、忙しいときは「ごめんね、またね」って言うし、あまりにも心に余裕がないときは「ふむふむ」で終わりにする
そうじゃないと何年も、続かない
お客様は神様じゃなくて人間で、私も人間なので
②仕事は自分で作るもの!
自分でお店をはじめてまず戸惑うことは
誰も次にこれをしろ、って指示をしてくれないので(当たり前だろ!)
自分で仕事を見つけて、優先順位を見つけて動かなきゃいけないということでした
白紙の状態から仕事を作っていくって最初は慣れなくて
まずはやるべきことを箇条書きにして
優先順位を決めて
お客さんの対応をする以外の時間はそれをコツコツこなしていく
「やるべき事」も、そもそもやり方が分からなかったりして
ネット検索したり人に聞きにいったり、結果「やらなくてもいい事」だと気付いたり….
無駄なことを沢山繰り返して、だんだんと毎日のルーチンが見えてきました
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雑貨屋の生活は、こんな感じ
①とにかく一日中お店のことを考える
その日(月)暮らしなので、とにかく今月どうやって食べていくか??
売り上げがこれくらいだから、あと〇〇万稼ぐにはどうするか??
仕入れはどうするか?商品の配置を変えてみようかな?
とにかく考える事が多すぎて、頭がパンクしそうなのは開業して1年目も、今も、変わらないかもしれません(笑)
そして、とにかくお店のことを中心に生活していたので
その当時付き合っていた方と別れました!!!!!(笑)
生活=お店100%/プライベート0%の比重だったので、仕方がありません
無借金経営はリスクが少ない反面、「お金と時間と心の余裕」がなくなります
虚無!
そういったことも含めた「雑貨屋とお金のこと」についての記事を、いろんな視点で書いてみていますので
よかったらそちらも読んでみてくださいね〜
手軽にホームページ検索順位を自分であげる【集客職人 RankingCoach】
②お金がないというのが、どんなことか分かった
お金がなければ色々工夫して、それなりに楽しく暮らせるだろう
とはじめは思っていました
でも商売って、エアコンが壊れたとかシャッターが壊れたとか
予想外の大きな出費がやってきたり
台風などの予期せぬ事態で売り上げがなくなったり
普通に働いていたときには考えられないくらいお金が「出ていく」んですよね
もしくは収入が安定している頃には「出ていく」事が気にならなかっただけかもしれません
一度だけ、持っている3つの銀行口座の残高が1000円を切ってたこともあります(笑)
1000円を切ると、数百円単位でお金は下ろせないんですよ!知ってました!?((((;゚Д゚)))))))
私はその時までそんなことすら知りませんでした
友達に数千円を借りて、その月を乗り切ってました
お金がないと、食事や生活用品など優先順位の高いものにしかお金を使わないので
「友達とお茶したり」「芸術鑑賞したり」「洋服や雑貨を買ったり」の娯楽が減っていきます
娯楽を削ると、体に残るのは「不安やストレス、大変なこと」ばっかりでどんどん疲弊していくんですよね
食べ物と寝るところさえあれば、生活は成り立つと思っていたのに
食べ物と寝るところがあるのに「生きた心地がしない」なんて
皮肉なパラドックスを体感してしまいました
憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活〜」に「文化的な」という言葉が入っている意味は、そういうことなんですね
③その日暮らしも楽しい
「その日を一生懸命生きなさい」とか「先のことばかり考えないで目の前のことをコツコツやりなさい」
そんな教訓めいたことを言われるたびに「先の楽しいことがないと、コツコツなんて頑張れないよ」と思ってました
が!
教訓に沿って頑張ってるわけではないのに、自動的に
その日暮らしは「その日を一生懸命生きます」
その日暮らしは「目の前のことをコツコツ」やります
先のことなんて考えててもお金が降ってこないから!!
なんかな〜これでいいのかな〜ああ〜暇だな〜ああ〜〜と、幽霊のように生きてた会社員の毎日と
ぎゃー!うおおお”ー!ぐぬぬぬぬぬ!バタリ…!ああああ”ッ!アニメの主人公みたいに山あり谷ありの毎日
比べてみたら後者の方が圧倒的に楽しかった
どうせ人生辛いんだから、面白くて辛い方がいいかな、と思って続けていました
まとめ
リアルな雑貨屋の生活(開業当初編)でした
現在は雑貨屋で食えるようになったので、今なら笑い話です
これを読んで「私、雑貨屋向いてないかも」と思った方もいるかもしれないですね
私みたいにならないように、反面教師として頑張ってください(笑)
いつもお金で苦労するタイプの人もいれば、いつもお金にツイてる人もいる
(前世の業かなんかですかね)
私は経営が下手な上に金運が無かったけど、最初からスタートダッシュを決める人だっています!!
どうなるかはやってみないとわからない
働き方も、お金のかけ方も人それぞれなので、一つの例として気楽に読んでもらえたら幸いです
ではまた〜( ^∀^)ノ
【過去記事紹介】ーーーーーーーーーーーーーー
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