ガラクタやの開業のこと

雑貨屋、移転するの、やーめた!雑貨屋の出店場所いろいろ

投稿日:

こんにちは!ガラクタやのひとみです

東京都練馬区の小さなまち「江古田」で雑貨屋を経営しています

いつもは雑貨屋の開業について、自身のことにも触れながらブログを書いていましたが、今回は「現在のこと」「雑貨屋奮闘記」を綴ります

【出店場所と雑貨屋の関係について】も触れていきますので、これから開業予定の方も是非読んでみてくださいね〜(*´꒳`*)

 

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実は移転を考えていたんですよ

開業から現在まで、ずっとこの街で、ずっとこの物件でガラクタやを運営してきました

店舗用賃貸物件は、賃貸マンションなどと同じでもちろん更新の時期がやってきます

賃貸物件の更新って、まとまったお金がかかりますよね..( ;∀;)

よって、更新時期が近くに連れて「この場所で更新して営業して良いものか?」「移転するべきか?」と考えるようになります

おそらく、どんな業種のお店も、そうだと思います

 

 

これからまた数年、この場所で営業するのがベストなんだろうか?

 

 

やりたいことの方向性が変わってきたり、事業拡大だったり、それぞれの目的のためにこのタイミングで移転を決めることも多い

物件の更新時期は事業の方向転換のチャンスでもあるのです

 

 

ガラクタやも例に漏れず、更新時期の1年ほど前から考え始めていました

江古田は大好きな街であり、昭和の街並み残る、魅力的な街

しかしながら本当に「街のはずれ」にあるため集客もすごく大変だった

大学が3つもある学生街のため、学生の休み期間は人が少なくなる街

近所の経営者たちには「年の1/3しか稼げない街」なんて影で言われていたりするんです..

 

 

これから先もずーっと雑貨屋を続けていくにあたって、この街、この場所がベストなんだろうか?

もう少し広い物件で、または、もう少し大きな街で、挑戦してみたらどうだろう?

軌道に乗ってきた今、もっと人の集まる場所でデーン!と華々しく再オープンしてみるという道も、あるのでは..?

なーんて、日々考えておりました

 

雑貨屋移転のメリットと、デメリット

6年この場所で経営してきて、今このタイミングで移転するメリットとデメリットを考えてみました

メリット

  • 移転先でも、今までのお客さんがついてくれるかもしれないことを考えると、初出店の時よりはリスクが少ない
  • 良い場所に移転できれば、平均的に売上が上がり今後の経営を上向きにすることができる(かもしれない)
  • 今の場所があまりにも雑貨屋経営に向いていない(又は、経営がうまくいっていない)場合、再出発のチャンスでもある

デメリット

  • 店舗の引越しはお金がかかる(移転先の内装・外装・広告費・引越し費用など)
  • 店舗の引越しはかなりの手間がかかる
  • 移転することで今までの「地元のお客さん」が離れていくこともある
  • 新しいお店を知ってもらうために再度「時間」と「広告」が必要になる

 

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雑貨屋の出店場所と、経営の関係性

メリット、デメリットとは別に「出店場所と運営との関係について」も、考える必要がありました

 

雑貨屋は  入店≠購入 な業種です

雑貨屋は 「非日常」な空間 です

 

 

見ているだけ、買おうか迷って今回は買わないなど理由は様々ですが

入店のみのお客さんが5割を超える業種と言われています

また、博物館で絵を眺めるみたいに「休日の暇つぶしとして」「非日常を楽しむ空間として」利用されがちです

実際に雑貨屋を開業してみると、よくわかります

若い女の子の集団は雑貨屋という「アミューズメントパーク」を見て、触って、みんなでカワイイを共有して、満足して帰っていきますし

ご高齢の方達は平日の暇つぶしとして、雑貨屋をじっくり眺め流だけで帰っていきます

雑貨屋を開業して、この事実にガックリきたり、悲しくなる人もいるでしょう

でも雑貨屋は、そもそもそういう業種なんです

人通りの多い場所に出店するということはまず「認知してもらいやすい」というメリットがあります

広告費をそこまでかけなくても、例えば駅前に出店すれば、簡単に街の人たちに認知してもらうことができる

その分家賃は高くなりますが入店者の数は格段に多くなります

(出店場所に関するこちらの記事も合わせてどうぞ☆↓

 

 

最初に書いた通り、雑貨屋は 入店イコール購入 ではありません

店内が混雑しても売り上げゼロ、なんてこともあり得る世界です

実際に入店して「商品をいじくるだけいじくって帰る人」が増えると、その後に商品を整えるための労力もかかります

労力だけかかって、売り上げが上がらないことも、多いにありえるかもしれないのです!!

今はただでさえ、通販でなーーーんでも買えちゃう時代

魅力的な雑貨屋じゃないと、場所を変えたところで売れない..かも!怖い!(๑╹ω╹๑ )

また「見てるだけ」のお客さんが増えることでデメリットもあります

もちろん、見るだけのお客さんは全く悪くありません

雑貨が記憶に残って、また来店してくれるかもしれない、貴重なお客さんです

しかしながら、見てるだけのお客さんで店内がいっぱいになって、買うためにやってきたお客さんがゆっくり買い物できない、なんてことも..

そう、雑貨屋って、難しいんです

 

どんな形で営業したいのか、何を提供したいのか

開業する前は、どんなお店にしたいのか、なかなかイメージできないですよね

初めて出店場所を選ぶのって、すごく大変

最終的には「勘」だと思いますが(笑)

 

 

開業してからだと現在の状況を把握したり、自分の理想ができたり、考える材料が揃ってきます

私は、移転するのかしないのか「お店をどうしたいか」によって決めることにしました

基本的に、雑貨屋を継続するために立地は大事です

でも、どんなお店にしたいのか、雑貨屋経営で幸せに過ごせるのか、も私にとっては大事な要素でした

 

ガラクタは、立地が悪いため、毎日混雑する訳ではありません

大きなお店に比べてお客さんは多くありません

でも、この5年の間に贔屓にしてくださっていたお客さんたちは「お店をじっくり見て、ゆっくり楽しんで、お買い物をする」お客さんばかりです

休日に店内が少し混雑して、ゆっくりできない日も出てきました

立地が良い場所に出店したら、おそらく毎日混雑するでしょう

それ、今までガラクタやを好きでいてくれたお客さんたちは喜ぶだろうか..?

ゆっくりできなくなって、去っていくんじゃないか

今まで支えてもらっていたお客さんを大事にしたいなあ

本当に細々としているけど、それでも食べていける今の状況を、少しずつ良くしていく方が幸せなんじゃないだろうか

江古田のまち、好きだし。

今のままで、もう少し経営を安定させる方法を探ろう

経営と、理想のお店、のバランスをとって頑張ることにしよう

よーし、移転するの、やーめた!

 

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まとめ

雑貨屋の出店場所って、ただでさえ限られています(その理由はこの記事で詳しく書いてます↓)

その限られた場所の中から最善だと思うものをみつけて雑貨屋を経営していくのは、とても難しい

経営するのも難しいけど、それとバランスを取りながら自分の理想とする形にしていくのもまた、難しい

素人が100万円から始めた雑貨屋経営、6年目を迎える今も、課題山積でーす\\\\٩( ‘ω’ )و ////

 

今後も雑貨屋の課題ブログ、書いていきます

ではまた〜

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よかったら過去の記事もどうぞ

>>ガラクタやの開業のこと

>>雑貨屋開業のことまとめ

>>仕入れ旅ブログ

 

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-ガラクタやの開業のこと

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記事を書いてる人
ひとみ @ekodanogarakuta
2010年 早稲田大学中退
2013年 資金100万円で東京江古田に
雑貨屋 ガラクタや ネバーランド開業
Blog 貧乏なら雑貨屋をやればいいじゃない。
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